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荒川区 喜楽湯
2020.09.22
銭湯ハシゴも三軒目となるとちょっと疲れちゃう。でも、のんびりしていると続々と廃業しちゃうので、スピードを上げつつ、マイペースに銭湯お遍路していこう。
昨日、荒川区の銭湯では感謝デーということで先着順のオレンジジュースを二箇所でいただいたのだけれど、喜楽湯は月曜日が祝日といえどもお休みということで、本日が感謝デー。ということでオレンジジュースを今日ももらう。祝日だろうと休みは休み、こういう姿勢、いいね。なにしろ休業かどうかがわかりやすくて、お遍路としては助かる。
番台のおばあさんに例によって回数券とサウナ代200円をお渡しし、大タオルをお借りする。そしてすかさず、お遍路スタンプも。ニャンと、昨日もそうなのだけれど、スタンプにネコが二匹いるではないか。どうやら、スタンプ作家さんのこだわりで荒川区のスタンプには概ねネコがいるのだそう。
浴場では、今までどこの銭湯でも見たことのない混雑具合。カランの数だけ、入浴客がいるくらい。盛況ですなあ。こちらでもエア洗いではなくしっかり洗いを。しかし、流石に三軒目、三回目の洗いはだいぶ疲れてくる。
浴場は、左手前からサ室、水風呂、ショルダーマッサージ、腰マッサージ2席、奥に森林浴。
森林浴で休憩中に「ドア閉めてもいいかな?!」と大声で声をかけてきた方にお話を聞くと、ミストやスチームは詰まってしまったとかで休止中なのだそう。三ノ輪湯みたいなスチームが以前は出ていたのかもね。直るといいね。
21度の水風呂はしっかり浸かることができ、とても気持ちいい。水風呂は秋でも浸かりたいね。
ちなみに、ショルダーマッサージで時々見かける、金具びらびらは何の意味があるのだろう。帷子的なこと?頭の置き位置もちょっと困るよね。知っている方、教えてください。電気風呂については今後、書物を紐解く予定になっているが、私の好きなマッサージについても情報が欲しいところだな。とりあえず、北区のマッサージ風呂は強目ということが経験上わかってきた。
サ室について。すでに4名の方が鎮座しており、扉の前で(こりゃ無理だ)と後ずさりするも、「YOU 入っちゃいなYO!」といったか知らんけど手招きされたので、とりあえず入る。先客のメンツを見て、こりゃ肩の荷が重いぜと目を覆う。床に70代ヌシ、一段目に70代大御所ヌシ、50代後半ヌシ、ただの常連。さて、どこに座ろうか。
どこに座る?と聞かれるも、二段目しかないじゃない?いそいそと上がろうとすると、ヌシ三人が私物などをどけてくださり、上がって室内を眺めると、マスクやアカスリ、当然のようにアクリルタオルやなぜかタワシまで干してある。パンチあるなあ。番台でも東東京弁というのですかね、おばあさんも下町言葉だったもんなあ。
パンチのある内装の割には、おしゃべりの内容は優しい。近くの食品店のチェジュ島出身の方がとてもいい人だとか、兄妹が多いとかどうとか。サ室でのおしゃべりを聞くのはとても好きだし、会話に入りやすいので、今日の聴講は吉だなあ。一方、悪口や意地悪な話だと辛いよね。
基本的にはすばらしい常連さんが多いとお見受けするも、途中で入ってきた方は大きな布を広げた上でアカスリまではじめたのでちょっとビビる。「アカスリまでしちゃうんですか?」と聞いたら「だってかゆいから。でもアカは出ないよ」なんていいつつ、苦い顔をしたらやめてくれた。
床マットもびしょ濡れというわけでもないのに、
50代後半ヌシが若頭のような働きっぷり。私もしかと手伝わせてもらう。ありがとうの声がけもうれしい。こちらこそありがとうですよ。
大ヌシとも、サ室の時計が壊れているので、私物らしき砂時計についておしゃべり。3分計は100均で売っているそうで、アクリル製でめちゃくちゃ熱いが、落としても割れないのでもう一年くらい使っているそう。何度もここのサウナで蒸されたのねえ。私より大先輩だななんて思いながら、かなり前のめりに話し込んだおかげか、大ヌシがサ室を出られる際には貸してもくれた。帰るときにでも「欲しがりさんだね、もうこれあげるよ」といってくれるかなと思ったが、「ごめんね、持って帰るけど、またね」とご挨拶。
次回こそは欲しがりさんを最大限に発揮しよう。
そして帰りは銭湯から徒歩1分の「肉まん研究所」で夕食を購入。閉店時間の18時半に訪れた時点では、ラスト1種類のみだったので、お風呂前に行って取り置きして行くといいかも。中国の方と日本の方が一緒にやっている、地域で人気のお店のようです。