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おばすまOFT#1を振り返る(準備編)

おばんです。
東北・宮城の地にてイベントオーガナイザーをしているおぬと申します。

先日、スマブラSPの非公式大会「おばすまOFT#1」を開催しました。
自身が主催するイベントとしては初の96人規模という、東北においては
TSC(@TSC_SMASH)」が主催する大会の次に多い人数での開催でした。

元々、平日大会&対戦会として開催することを目的としていた
おばんdeすまっしゅ(@obasma_sendai)」ですが、宮城における大会需要の高まりと主催1人でどこまでの規模の大会が開けるかに挑戦してみたい、という想いで64人規模大会である「おばすまOST」を主催していました。
ちょうどコロナ禍の時期と被ってしまっていましたが、直近では64人の募集が即日満枠になるなど、コロナ禍以降にスマオフ界隈に参加し始めた新規勢を中心に盛り上がりを見せていました。

そんな中、いつも利用している会場を飛び出し、規模を拡大した上での開催ということもあり、いつも行っている運営方法をガラっと変えていました。
次回以降の開催時の振り返り用として、備忘録を記してみようと思います。

①会場選定

96人という規模を受け入れる為の箱がないと何も始まりません。
といいつつ、コロナ禍前までにTSCが利用していた「エル・パーク仙台」という施設の中にある「スタジオホール」がたまたま空いており、何も考えずほぼ勢いだけで仮予約をしていました。

ちなみにこのスタジオホール、収容定員は190人ですが仙台市が定める施設利用料減免の対象とのことで、半数の95人でのイベント開催であれば料金が半額になるという、絶妙な人数設定の妙により見事減免対象外でした。

減免はさておき、普段から利用している施設ということもあり特に不備なく会場をお借りすることができました。
この後何度も追加で別部屋を借りることになるとは知る由もありません…。

②モニター確保

今回の大会開催において一番苦心した点です。
ひとことで言うと同一モデルを28台分レンタルしました。
※進行用24台、実況・配信返し用4台

元々個人的にゲーミングモニターの相場感を調べるのが大好きで、Amazonでセールがあるたびにオススメのモニターを布教したりしていました。
しかし、昨今の半導体不足の影響かゲーミングモニターにおいても高騰や欠品が相次ぎ、CS(家庭用ゲーム)向けのモニターの相場が2万円を優に超えている状況下では気軽に購入するわけにもいきません。

そこで、モニターレンタルを行っている業者さんを調べ、モノは試しということで実際にお借りすることにしました。

結論から言いますと、レンタルしてよかったと思います。
ですが、お借りするにあたって様々な障害があったことも事実です。
なので、今回の記事では具体的な業者さんの名前やレンタルのフローを記載することは控え、またどこかで別枠で記事にしてみようかと思います。

また、調べた限りでは同一スピーカーの大量レンタルを行っている業者さんはいらっしゃらないようなので、スピーカーに関しては持ち込み必須となるかと思われます。
あくまで「同一」スピーカーなので、種類がバラバラでもよければなんとかなるかもしれません。

③募集ツール

今回、初めてGameHintとsmash.ggの併用を行いました。
smash.gg単体だと参加者への一斉連絡手段がなく、融通が利かない為です。
最初は「2つ使うと管理が面倒かな~」って思ってましたが、smash.gg側の募集要項を作りこまずに済んだので逆にsmash.gg単体での運用よりも簡単にイベントページを作成出来ました。

めちゃくちゃシンプルなトップページ

また、今回は効率よくプール作成を行う為、参加者全員に自身の実力を示す数値を事前に回答してもらいました。
GameHintの「参加者に質問をする」機能を活用した形です。

仮にプロトバナムさんとかが参加されてたら「0」でした

この数値の設定、非常に悩みましたが参加者からの反応は意外と悪くなく、個人的にも結構よかったんじゃないかなあって思ってます。
プール、というかシードを作成する際の目安に大いに役立ちました。

④配信用機材

レンタルしました。

これに関してはレンタル一択でいいと思います。
少し予算を上乗せさせるだけで、普段のイベントでは出来ないようなことが出来るようになる感動は想像以上です。

ただし「配信にも力を入れた大会を開きたい!」という野望を抱いている方は自費でゲーミングノートPCを購入しましょう。
性能面はもとより、各機材使用時に要求される電源供給の面で必須です。
デスクトップ型でも問題ないですが、取り回しのしやすさを考えるとやはりノートPCタイプが非常に優秀です。

以下「これだけは絶対にレンタルしたほうがいい!」というもの

・ATEM Mini

This is 神機材

これ自体がゲームのキャプチャーボードにもなるデジタルスイッチャー。
先日のEPIなどでも用いられてたものです。
購入しようとした場合は35000円~になりますが、レンタルなら1/10ぐらいのお値段で済ませる事が出来るかもしれません。

プレイヤーカメラをWebカメラで賄う場合、マルチビュー機能が付いているProモデルは必要ないと思います。

・HDMIスプリッター(4出力60Hz対応モデル)

入力と出力が同方向なのが地味に便利

HDMIパススルー機能が付いたBenQの名機「RL2460S」が生産終了したこともあり、対面台や配信用の出力をする上で必須なHDMIスプリッター。
基本的にELECOMが出しているもの以外は中華メーカー品となり、不安感が否めないかと思いますが、そもそもELECOM製のHDMIスプリッターは30Hzしか対応していない為、上記の用途には不向きです。

Amazonなどで見ると2000円台~購入できるものもありますが、仮に4出力をした場合に60Hzが維持出来るかどうかが商品説明を見るだけでは分からないものが多く、4出力60Hzを謳っている製品はお値段もお高めに…。
こちらもレンタルならお安く済ませられると思うのでオススメです。

・HDMI分離器

ツマミでボリューム調整できます

公民館などでイベントを開く際、映像をプロジェクターに映して音声を備え付けの音響機器に飛ばす…といった使い方をしてる方にはドピンポイントな製品です。
モニターのイヤホン端子を分配する必要などもなく、つなぎ方を変えればPCの音声なども簡単に乗せる事が出来ます。

この製品は絶対にレンタル、というより開催環境によっては購入必須です。
値段も3000円程度で購入出来るので一つキープしておきましょう。

⑤名札

ラクスルを使いましょう。

・自分で印刷する必要なし
・100部500円~作成可能
・両面印刷でも値段据え置き
・簡易ケースが付いてくる

思いつくメリットを挙げてみました。
スマブラ大会といえば名札!だと思いますが、意外と作成には手間がかかることを参加者の皆さんは知って欲しいです!なので中身は捨てないでね!

ですが、ラクスルを利用することでその手間のほとんどが解消されました。
入稿データはトリムされたA4サイズ1枚にでかでかと画像を貼り付けるだけでいいので、わざわざ名刺サイズのテンプレートを作成して画像をきれいに整列させる…なんて必要はありません。

余白多いと注意事項が出るみたいです

このように自動で細微な修正も入り、デザイン部分のどこまでが印刷されるかなども画面上に表示されます。
後は問題なければそのまま入稿→料金支払いで完了です。
キ○コーズごめん、暫くサヨナラだ。

また、名札ケースをどうするのかもかなり頭を悩ませる問題だと思います。
100円ショップで売っている3~5ケース入りのものを大量に購入するのが一般的だとは思いますが、今回は下記の名札ケースを購入しました。

イベント用名札 OPP素材 名刺サイズ 白 1セット(100組:50組入×2袋)

ジャストサイズなシンプルデザイン

通販・実店舗共にかなり探し周りましたが、こちらが一番単価が安いです。
コロナ禍においては名札ケースの使いまわしも躊躇われる可能性もあるかと思いますが、このぐらいの費用感であれば毎回使い捨てても問題ないです。

おわりに

実際に当日どのように大会を運用したのかまでを書くつもりでしたが、既に3000文字を越えているので次回に持ち越します。
備忘録ではありますが、もし参考になる部分があれば流用していただいてももちろん大丈夫です!

何か質問等があれば僕のTwitterにDMなりなんなり気軽にどうぞ!

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