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どうしたら自分に100万円払ってくれるのか

こんばんは。
みのりです。

今月6記事目です!
今日は商談前に後輩にぶつけられた質問を僕なりに深掘りしたいと思います。

どうしたら自分に100万払ってくれるか

誰にどんな価値を提供しているのか


今日は後輩とこんな会話になりました。

後輩「みのりさん。僕はマジシャンがキャバ嬢とかに比べて負けているようには思えないんですけど、なんでこれだけお客様が支払う金額が変わるんでしょうか?」
「toCという前提なら、払った人が気持ちよくなる要素がないからじゃないかな?」
後輩「つまりどういうことですか?」
「キャバクラで100万のシャンパンをあけるのは、
お酒に対してお金を払っているわけではなくて、嬢の前で見栄を張りたいとか、それによって嬢からの見る目が変わって、結果として自分が気持ちよくなるわけやん。キャバクラ行かないから知らんけど。」
「マジシャンって1万でマジックやってもらっても、100万でマジックやってもらっても、そこまで気持ち良さが変わらないというか、
周りからの見え方も変わらないから、お金があっても100万払うメリットを感じないよね。」

実際マジシャンの仕事にはtoBが入っているので、
企業単位の仕事をこなしていくことで、
キャバ嬢より単価がよくなることは全然あります。

ただ、今回はtoCという点を合わせた上で価値提供の違いの話をしようと思います。

僕は仕事でしかキャバクラに行ったことがないので、
ハマる人の気持ちが完全に理解できているわけではありませんので、
そのあたりはある程度憶測で話します。
ご了承くださいませ。

マジシャンやキャバ嬢に使われるお金というのは、
所得から税金や生活費などを引いて、余ったお金から支払われます。

支払いに対してサービスを返すとしたら、
キャバクラや、一泊100万円のホテルも、サービスの質が金額相応かと言われると微妙です。

山口周さんの『ニュータイプの時代』という本の中にも
役に立つ、意味があるという4事象で価値提供について書いてあります。

日本はずっと、「役に立つけど、意味がない」分野で戦ってきました。
家電メーカーや自動車メーカーが典型で、トヨタの車のほとんどが、「役には立つけど、意味がない」という領域に属してしまっています。

この領域は、価格にして100万円から300万円までで入手しやすく、移動手段としては役に立つんです。ただ買う人にとっての生きがいとか、乗っていることで人生が変わるかといったものではないですよね。

ところが欧州メーカーは「意味が価値」の車ばかりです。ベンツやBMWなどのドイツメーカーは、「乗る意味」という感性価値を与えています。

また、イタリアのフェラーリ、ランボルギーニなどの、数百馬力のエンジンを搭載したスーパーカーは、日本の法定速度からすれば完全にオーバースペックです。ですが、決して日常使いの車とは言えないのに、1000万~数億円の「意味がある」わけです。つまり、役に立つレベルが低い車の方が、値段が高いんです。

山口周×尾原和啓対談より


ここで『役に立たないけど、意味はある』に近いものをキャバ嬢は提供しているのかもしれません。

キャバ嬢に本気で恋をしている場合はその限りではないかもしれませんが、
基本的には100万払って、それに対しての機能的な価値を満たしてもらおうとは思っていないはずです。

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