私の好きな短歌 #1 | 沈丁花の頃、祖父が言う
自分で言うのもなんですが、私は、いわゆる"お嬢様学校"と言われる私立の女子校に小学校から高校まで通っていました。当然、小さい頃からずっと電車通学。毎朝徒歩7-8分の駅までの道のりを、当時 幼稚園の園長をしていた祖父と一緒に歩くのが日課でした。 祖父は小柄な人だったけれど、それはそれは彫の深いイケメンで。おまけに、透き通るような青色の瞳をしていたのです。四国生まれの生粋の日本人のはずですが、どことなく妖艶な雰囲気をまとった、超かっこいい自慢の祖父でした。いつもオーダーのスーツを