なりきる
こんにちはshinです。
なぜ悩んで苦しむのか?
私たちは様々な悩みから解放されたくて、成功している人の話を聞きに行ったり、本を読んだり、ネットで情報を漁ったりしています。
僕もよくやってました。というか今でもたまにやります。
様々な情報に溺れて溺れて、最近ひとつの良い答えにたどり着きました。
「正法眼蔵」という本をご存じですか?
道元という曹洞宗(禅宗)の開祖の方が著された書物です。
かのスティーブ・ジョブズにも多大な影響を与えたとされる書物ですが、非常に難解であることでも有名です。
ただ、私たちのような一般人が少しでも理解できるようにと、かみ砕いてわかりやすくしてくれた本も多数出版されています。
僕もその解説本を手に取った一人ですが、その中で今回のテーマとなる「なりきる」という事が紹介されていました。
あ、先に書かせていただきますが、解説本を読んでそこから僕なりに解釈、思考して受け取った内容を以下に書いています。本格的に正法眼蔵に取り組んでいる方が見れば、それは少し違う!と思われるかもしれません。
細かい突込みはなしでお願いしますね。
「なぜ苦しむのか?それは、今の自分は本来の自分ではないと思っているから、その差に苦しむのだ」
こうした事が書かれていました。ピンと来ていない方もいるかもしれませんので以下に例です。
・過去に大きな成果を出して輝いていた自分。でも、今は仕事で何となくうまくいかない日々。これは本来の自分じゃないと思い悩んでいる。
・持病があり、昔のようになんでもできた自分とは程遠い現在。こんなに弱ったり、色々できない自分は本来の自分じゃない。本当はもっと輝いているはず。
・周りを見渡せば人生楽しんでいるように見える人ばかり。自分は今色々悩みを抱えていてとても楽しめる状況じゃない。こんなのは嘘だ・・・。
どうでしょうか?似たような状況は誰でもあるんじゃないでしょうか?
こんな状態になったとき、私たちは「本来の自分=理想の自分」が正しくて、現在の「何かが違う自分」を嘘だと思います。
嘘の自分を生きているから、全てが暗く見える・・・。
こんな感じですね。
ではどうすれば今を苦しまなくて済むのか?それが「今」の自分自身を受け入れることなんですね。
うまくいっていない自分も本当の自分。
病や怪我で苦しんでいる自分も本当の自分。
違う自分を生きてると思うから苦しくなる。
でも、今の自分が本来の自分だと完全に受け入れれば、その上も下もない。
「この私が私なんだ。さて、じゃあ今の私に何ができるかな?」
こうした考え方であらゆるものを見つめれば、できないダメな自分じゃなく、今できることに集中して言える自分を生きることができます。
今のあなた以外にあなたはいないんですね。
いきなりは難しいかもしれませんが、ぜひきっかけにしてみてください。