伝える力

若手セラピストがいかに相手に情報を伝えるか?

それは結論から伝える事です。

問題点はある程度分かっているが、申し送りで中々伝わらず先輩からのアドバイスが長くなってしまう、要点を上手く伝えられない事などあるかと思います。

自分の考えを相手に伝える場合、
PREP法を参考に伝えると良いかと思います。

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簡単な例を示すと、
①半側空間無視の症例に対し、左側へ注意を向けるため体幹の左回旋を促しながら座位練習を行なっています。
②なぜ左回旋を促すかというと、Karnathら(1991)は『方向性注意が眼球,顔面の向きではなく体幹に依存している』という報告があり、本症例に実施した所、無視の改善が即時的にあったからです。
④まとめると、食事の自立のため座位でのバランス練習をしながら体幹を左回旋させ、左半側空間無視へのアプローチも同時に行なっています。

例が大雑把ですが、文献的な根拠もあり何もないよりは聞きやすいかと思います。

結論からいう場合は、頭の中である程度考えがまとまっていないとできないため、普段から意識してトレーニングしていく必要があります。

疑問点など普段から『なぜ?』と自分に問いかけ、解決していく作業を繰り返しているとその能力もつくかと思います。

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