ずくだせPT〜理学療法士〜
生態心理学的アプローチについて解説しています. リハビリの分野でのアプローチになります.疾患など限らず人間が基本動作などを獲得した過程から治療戦略を立てていきます. 私達が生まれた時に起き上がり方や歩き方を教えてもらったでしょうか?リハビリの分野では『腹筋使って頭を上げるんですよ?覚えて下さいね.歩くときは膝を伸ばして歩きますよ.』など聞きますが人が生まれた過程では無意識的に覚えてきた動作です.無自覚に筋緊張が高まり動けるように治療をしていくのが生態心理学的アプローチです.興味があればみて頂けたらと思います.
家事など忙しく更新が遅くなってしまいすみませんでした。 自分は急性期病院に勤めているので、Nsなどからも脱水っぽくない?と話が挙がったりと1人の患者さんに対して多くの目があるため軽度でも脱水の発見が早い印象があります。 しかし、訪問リハビリなどでは患者さんの家を訪れるのがリハビリスタッフ1人だったりします。 フィジカルアセスメントを適切に行えないと発見が遅れ、時には利用者さんが亡くなってしまう事もあるかもしれません。 少しの気づきが利用者・患者さんを救う事になるので、
環境が変わり、中々更新できませんでした(>人<;) 急性期病院に変わり、食事量・水分摂取量が低下していたり、利尿薬により脱水っぽくなっている患者さんを目にする機会が多くなったと感じています。 脱水で倦怠感・疲労感、頭痛、意識障害(低Na血症の症状)なのにリハビリは進みません。 そこで脱水についてスライドでまとめた内容を紹介します。 〜 Contents 〜 ⑴輸液について ⑵脱水について(評価法) 脱水の理解として、浸透圧など理解しておくと輸液などとても理解がしやすい
4/1から急性期病院で働くことになりました。 今までは回復期・老健・デイケアなど回復期〜生活期を中心にリハビリをしていました。 しかし、重複疾患の患者さんが多く中枢や整形の知識だけでは患者さんの今後の人生を考えリハビリをするのは難しいのではないかと思いました。 そこで内部障害の知識を付けたいと思い病院を変えました‼︎笑 大きな決断でしたが2週間経ち後悔はないと感じました。 内部障害の情報もnoteに書いていきたいと思いますので、今後もよろしくお願いします。
東大読書を読み,読む前の準備、読み方など勉強になりました。実践してみたいと思います! 本を読んでも内容を忘れてしまう方、思考力を高めたい方にお勧めです。
投稿内容の記事がバラバラで毎度すいません(;ω;) 本日は「脳幹出血の予後」です! 【ポイント】 ①血腫量 ②初期時の身体機能(NIHSS,BRS,感覚障害,姿勢保持)の2点になります。 脳幹出血の方は予後不良の方から、え!?麻痺ほとんど無いじゃん! という方まで様々です。 1番難しいのは身体機能が悪いが、徐々に機能が上がってきてこの人歩けるの?歩けないの?という人が個人的には悩みます。 今回は初期評価時からの予後予測の資料があったので紹介します。 参考文献:脳幹
以前私の担当していた方で、髄膜腫術後で頭頂葉から補足運動野の髄膜腫を除去した方をフォローで入らさせて頂きました。 【理学療法評価】 感覚障害:表在深部共に軽度鈍麻 運動:右片麻痺 BRSⅤ-Ⅴ〜Ⅵ-Ⅵ 認知機能:問題なし 高次脳:運動性失語、理解は短文レベルは可能 HOPE:右手で箸が持ちたい、包丁を使えるようになりたい 『到達運動(リーチ)』『把持運動(手操作)』に分け考えましたが、到達運動時に代償が入り、肩の外転や肩甲帯の挙上を伴いリーチするため、緊張が上がってし
先日、野村克也さんがお亡くなりになられました。 今、自分は30歳なので選手としての姿は見たことがなく、ただ「ボヤいて終わり!」「選手の文句しか言わないで終わりかよ〜」位の人としか思っていませんでした。なのであまり良い印象はありませんでした。 (そこまで野球を知らないので、言葉は悪いと思いますがすいません) しかし、この本を読んで野村前監督の素晴らしさや考えの深さ、選手教育の素晴らしさを学ぶことができました。 野村前監督を知らない人でも読む事で教育方法や自己成長のための
ヤマハ電動アシスト車いすの紹介 ①特徴は坂も登ることが可能 ②軽量
今日は情動面が身体に与える影響を考えてみたいと思います。 情動とは… 【定義】安全・危険、快・不快、好き・嫌い、楽しい・悲しい、生理的に受け入れられる・受け入れられないといった本能的に感知するもの。 とされています。 情動とは無自覚に生じるものです。 「怒った顔」「笑顔」のパネルをみせ、視線の動きとどちらが良いか答えてもらったところ、答える前に視線は無意識に答えのパネルの方へ集中していたという実験もあります(資料なくてすみません) そのため、情動面に関しても配慮し
視床出血で運動機能は良いが、感覚障害が重度の患者を治療する際 これはどこまで運動機能が影響しているのだろう? 感覚障害の影響はどの程度なんだろう? 感覚障害は運動にどのような影響を及ぼすのだろう? と疑問を持ったため調べてみました。 ちなみに、私の担当の症例は外側腹側核〜前腹側核群が主に障害されています。 「脳卒中片麻痺患者における体性感覚障害が運動機能に及ぼす影響」金子文成先生,PTジャーナル・第48巻9号 2014年9月 簡単に基礎から(^ ^) ○体
テニス界のレジェンド『ジョコビッチの生まれ変わる食事』 いつも15時位になると疲労感など感じていたが、朝食のパンを少しやめたら疲労感が出にくくなった。 グルテンをなるべく取らないよう心がけるだけで疲労感の軽減が… これは衝撃!やはり食事は大事だと、改めて実感。
若手セラピストがいかに相手に情報を伝えるか? それは結論から伝える事です。 問題点はある程度分かっているが、申し送りで中々伝わらず先輩からのアドバイスが長くなってしまう、要点を上手く伝えられない事などあるかと思います。 自分の考えを相手に伝える場合、 PREP法を参考に伝えると良いかと思います。 簡単な例を示すと、 ①半側空間無視の症例に対し、左側へ注意を向けるため体幹の左回旋を促しながら座位練習を行なっています。 ②なぜ左回旋を促すかというと、Karnathら(
後輩の指導も大事! 自分の知識も高めていくのも大事!リハビリの業界は色々学ぶことがあり楽しい!
《目次》 1.成果を上げるマネージャーの条件 2.すべての行動は部下を第一優先にする 3.部下の人生目標を一緒に探す 4.一対一で何をどう話せば、部下が変わるのか? 5.何気ないしぐさに気を配る 6.すぐれた人を採用する絶対法則 7.人を育てるときに大切なこと 8.落ちこぼれチームはこう再建する 9.自分を磨き続ける 個人的には2・3章が非常に刺激を受けました。 まずは指導方法について、リハビリの業界では以下の発言をする人もいるかと思います(時にはそう言った発言も必要
今回はクラインフォーゲルバッハの運動学についてです。 この概念を勉強する事で動作分析や人としてどう動いていくか?どう誘導していくべきか大変勉強になりました。 新人の頃これを勉強して動きの捉え方の参考にしてもらえたらと思います。 今回は基礎であるパーキングファンクションと運動の広がりについて説明していきたいと思います。 人が空間で姿勢を保持するには重力の影響は絶対受けます。その影響を受けると各関節に影響が出てアライメントが変化します。 それらを統合して捉えているのがこの
基本動作は患者さんの回復過程において、最も重要であると普段感じています。 それはもちろん歩行だけではなく、寝返りや起居、起立なども含んでいます。 今日は私の尊敬する冨田先生の文献を紹介したいと思います。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/42/8/42_42-8_066/_pdf/-char/ja 動作の分解の話が掲載されていますが、回復期病棟で考えるとより上位の動作はADLになるかと思います。 そのため