木を植える01

vol.18 6月3日・木を植える

家の庭にモミジとコナラの木を植えた。
それまでは、庭といっても小さな空き地みたいなものだった。だから子どもたちが遊べるようにと思って手を入れた。ひょっとして雑木林みたいになれば小鳥がやって来るかもしれない。

畑では、育てている野菜の芽や実、種採り用に残している作物などを鳥に荒らされることがある。
悲しい思いを味わわせてくれる一方で、害虫などを食べてくれたりもするらしい(まだ、その仕事っぷりは見たことがない)。

草刈りや、土を返したところには、よくサギがやってくる。田んぼでも、トラクターの後をついてまわるところをよく目にする。たぶんカエルとかミミズとか昆虫を探しているのだろう。でも、近くにいると、このサギという鳥はなかなかのサイズで、大きいやつはプードルの成犬くらいあって、ちょっと怖い感じもする。
同じように、食べ物を求めてやってくるものにトンビがいる。ピーヒョロヒョロと鳴き声はのどかに聞こえるけれど猛禽類だ。トンビはとても目が良くて、空高くを円を描くように飛びながら、狙いを定めた獲物めがけて急降下して襲いかかる。鴨川では、食べていたお弁当をトンビに奪われることも多いみたいで、ニュースにもなっていた。
ひとりで畑仕事をしているときに、頭上でトンビがくるくる回っていると、狙われているのかなと不安になる。僕に襲いかかるよりも、ときどき出くわしてギョッとさせられるヘビさんをどこかに連れていってくださいと願うばかりです。まあ、ヘビにはヘビの事情があるのだとは思うけれど。

イヌやネコじゃなくて、鳥と仲良くなったらどんな感じがするんだろう。まずは、庭に植えた木に巣箱を作ってみよう。

●ケンゾー

※本記事は「坂ノ途中・やまのあいだのダイアリー」からの転載です。

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