vol.07 3月18日・レモンの苗を植える
島に来ています。
桜の開花も目前ですが、降ったりやんだりの天気で風も強く、少し肌寒い。
「ありゃ。帰ってきたんねぇ」
ご近所の家に顏を出したら、ネギやらほうれん草やらたくさん持たせてくれました。
島にいるあいだには食べきれないほどです。
いまはレモンの苗木を植えつける季節。坂ノ途中のインターンのあいちゃんが手伝いに来てくれました。
連日、畑でいくつも穴を掘っているので、2人とも疲労困憊。根っこがきれいに伸びるように、できるだけ穴を大きく掘って、1本1本の根を丁寧に広げながら埋めていきます。
レモンの寿命は30年くらいなので、一度植えると、その先は長い付き合いです。最初が肝心なので、手を抜かずに、慎重に。
2人でする作業は、1人のときより3倍はかどりますよね。やる気でる。昨日は、島でお世話になっている梶岡さんと一緒に植え付け作業をして、再度、注意点の復習ができました。あいちゃんも梶岡先生にみっちり教えてもらい、だんだんと要領が掴めてきたようです。
植え付け期間に雨が多いことはありがたい。
掘り上げられた根っこは、乾燥にさらされると傷んでしまいます。土がしっかり濡れていれば、すんなりと根付いてくれるでしょう。
今回は枯れてしまったみかんの木を切り倒して、そこにレモンを植えています。
みかん畑はまだまだ改善点が山ほど。イノシシに荒らされて石段が崩壊している箇所もあります。少しずつ改善していって、またきれいな畑に戻すことができれば……。
●あかね
※本記事は「坂ノ途中・やまのあいだのダイアリー」からの転載です。