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振り返るといつの間に

昨日今日と深夜残業突入間近まで仕事し、2時間前に帰ってきた。給与のデータ投入に絶対間に合わせなければいけないので。

良くも悪くも前の新卒で入った職場と比較ができるのが転職の面白いところだ。前は定時過ぎたらプチっとあからさまに空調が切れる環境の中だったので、今はこの時間まで働いてくれるクーラーに感謝したりとか、こまごまと違うところを発見している。よく先輩が「なにくそと時には呪いながらもがむしゃらに追いかけていた、必死でやっていたことが今活きている」ということを言っていて新卒間もないころは(働き方改革の中で何時代遅れのこと言っているのか)と半ば嘲りもあったのがおそらく後輩がいたらこの言葉を言いそうな状態になっている(これこそ老害の言動そのものだが)。

オーバータイムワークなのは2年半前の年度末ぶりだが、あの頃は仕事や関係各位に悪態をつきながら、なんでこんな時間まで空調切られた中でやらないとあかんねんと、だらーっと背もたれにもたれながらやる気なさそう書類に目を向けていた。誠意がなかったのは明らかだ。だけど一応完遂したスタミナは確実に付いたし、転職理由にも繋がるのだがいろいろそのような態度が裏目に出て、今はこの仕事が次のステップにどのようにつながっているのかを強制ではなく、自分の心からの感情としてかみしめて意義を感じているから、時間が遅くなることに対して怒りもいら立ちも感じていない。背もたれにもたれず、マックスに椅子を高くして背筋を伸ばし、こつこつこなしていく。始業時から集中力、スピードとスタミナが減らない、変わらない。おそらく以前とは違ってコンスタントに運動してるし、一時期は坐禅したりしてたから一点集中がしやくすくなったのかも。

駅の階段も最初は息が上がったけれど何回も繰り返しているうちに息が切れなくなり、早く上れたりするように、すっと辛いゾーンを抜けていく爽快感がいい。自宅のマンションも駅はすべて階段、電車やバスではずっと座らないことをそろそろ1年ぐらい続けていたのもある。少しづつ、身体が大きな負荷も受け止められるようになったのにつれてメンタルの方も安定したのかも。確実に20代前半とまだ言えた頃よりも、身体と心が丈夫に、しなやかになりつつある。こんな感じで年を取り続けていきたい。

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