塩江温泉(香川県)〜高松の奥座敷、行基が開いた湯〜
旅の手帳を紐解くと、塩江温泉を訪れたのは2017年12月のことでした。
香川県高松市の奥座敷にある塩江温泉は、奈良時代の僧・行基が開湯したという伝説があります。行基は奈良薬師寺の別当で、東大寺大仏造営の勧進行に尽力しました。行基が発見したとされる温泉が日本全国にありますが、それは行基が布教活動を行っていたためです。
塩江温泉にあるわずか数軒の宿の一つ、「さぬき温泉」には内湯と露天風呂がありますが、露天風呂には長い通路と階段を延々と歩いて向かいます。
自然の中に身を置くような、大きくない石造りの浴槽。湯温は約17℃で、無理なく長湯できます。
▲塩江温泉の入り口にある「行基の湯」
▲さぬき温泉
▲野趣あふれる露天風呂
高松は、讃岐うどんはもちろん、訪れたいスポットが多くあります。大名庭園「栗林公園」は高松藩主・松平家の別邸として、歴代藩主が修築を重ねて300年前に完成しました。
「丸亀城」は、城郭石垣を築く技術が最高水準に達した江戸時代初期に作られた石城壁の曲線美が印象的です。
「金刀比羅宮」は古来より五穀豊穣、大漁祈願、商売繁盛などの神様として信仰を集めています。
▲早朝から開門している栗林公園
▲丸亀城から眺望
▲丸亀城鉄砲隊による砲術
▲金刀比羅宮
以上、塩江温泉を紹介しました。
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