寸又峡温泉(静岡県)~大井川鐡道・夢の吊り橋~
旅の手帳を紐解くと、寸又峡温泉を訪れたのは2017年11月のことでした。
蒸気機関車(SL)が走ることで人気の大井川鐡道。寸又峡温泉は、下りの終着駅「千頭駅」から、さらに奥深い山の中にあります。
「千頭駅」から寸又峡温泉までへの移動は、車になります。
狭い山道ですので、車の運転に自信のない方はマイカーではなく、交通機関のバスがおすすめ。険しい道を30分くらい車を走らせると、寸又峡温泉の看板が現れます。
▲「千頭駅」で撮影した大井川鐡道
▲大井川鐡道の車窓は、静岡県らしい茶畑の風景が楽しめる
私が訪れた当時、寸又峡温泉には軒の宿泊施設と、町営の露店風呂「美女づくりの湯」がありました。
芸者なし、ネオンなし、山中の立て看板なし、の3原則を守りながら、「日本一の清楚な温泉保養地」を標榜しています。
温泉郷の周辺には、全長約3kmの散歩道「グリーンシャワーロード」や「夢の吊り橋」の人気スポットがあります。
▲寸又峡温泉の入り口から、散歩道が始まる
▲人気スポット「夢の吊り橋」
長さ90m、高さ8mの「夢の吊り橋」では、毎日色が変わるというダム湖や寸又峡谷が眺望できます。
吊り橋の真ん中で、女性が恋の願いをかけると夢が叶うとされているため、行列になることもしばしば。
実際に渡ってみると、想像以上に橋が揺れ、往路は絶景を楽しむ余裕はありませんでしたが、復路では心に余裕が生まれますので、ご安心ください。
▲寸又峡温泉の湯は単純硫黄泉のとろりとした湯ざわりが特徴
▲宿「翆紅園」さんの広々とした露天風呂
マイナスイオンたっぷりの森林浴を浴びた散歩後の温泉は格別です。
帰途の際は、道の駅でもある「川根温泉」もおすすめ。ここでは、湯舟に浸かりながら、間近で大井川鐡道の蒸気機関車を見ることができます。
▲道の駅「川根温泉」で、温泉をおかわり
以上、寸又峡温泉を紹介しました。