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再考リリィシュシュのすべて
一番好きな映画は何、
という質問に答えるのは難しい
何故なら「好き」の中に「嫌い」を内包している
そんな種類の「好き」な映画が最も魅力的だと思うから
好きな映画の監督とは会いたくないと思う
例外もいるにはいるが
「リリィシュシュのすべて」はもうかなり古い映画
とにかく映像として美しく中毒性がある
何度も繰り返し観るうち、ストーリーの重さは気にならなくなっていた
岩井俊二の作品は寓話的なもの
Bugg reports from far
Kという職業的アーティストの友人がいて
ある時、お祭りの後のゴミが散乱した広場をみて
このランダムに散らかってる状態こそ、僕が作りたいものなんだ、
と言っていた
不特定多数の人によって散らかされた、ということは物理的に持って来た誰か、また遡ってそれを作った誰か、などゴミのひとつにもそれぞれがそれぞれに登場人物のいる物語がある。
その集積が勝手にある瞬間に偶然にも自分の目に留まった、そのことが美
タレルの境界に目を凝らす
人によっては卑猥に感じるかも知れない話なのでご注意
旅行は感覚を研ぎ澄すいい機会
計画を程よく立て、程よくその場任せに、
いい流れを作るのが楽しむコツだと思う
四国へ行く旅の途中
宿の付近にかなり早くに到着して
近くの美術館を調べてみると
好きなアーティストの作品が観れそうだった
James Turrell
【私の作品には対象もなく、イメージもなく、
焦点もありません。
対象もイメージも
撮りたいならご自由にどうぞ
外見のはなしが嫌いです
相手がどんなにいい人でも
自分の外見の話に触られると
カタツムリの目のように引っ込みます
どういうアレでそうなったのか
小学生で転校してきたらなぜか
「汚い」
というスタンプを押されてしまったようで
卒業まで消えなかったのだけど中学になったら
「きれいよね」と言われ出した
よくわからない、よそ様らの基準
わたしが彼らに近づいていい資格は
きれいとかそういうことなんですね