マーケターは企業目線をいかに捨てられるかがカギとなる
こんにちは、Arteryex CMOの小野澤です。今まではハウツー記事をメインに書いてきましたが、今回は概念的な話をしようと思います。
マーケティング業務に忙しくなると、どうしても忘れてしまうのが「ユーザー目線」で物事を考えること。
企業側の目的や自分たちのやりたいことなどに考えが集まってしまうことも少なくないのではないでしょうか。
そんな時にユーザー目線に戻せる、人材を目指していけるといいですね。
マーケティングはユーザー目線が大前提
さて、そもそもですがマーケティング活動において忘れてはならないのが「誰」に向けて行うものかという考え。
よくペルソナって言葉を使われると思うのですが、”誰”を対象に行うかがずれていたり不明瞭だと、やるべきことが一気に変わってしまいます。
そりゃそうですよね。「2歳の子を持つ親向けの買い物代行サービスのマーケティング活動」でも、かなりユーザーは分けて考えられるはず。
子供の性別、兄弟の有無、性格・・・
親の生活、就業状況、年収、課題・・・
などなど。これらを組み合わせると全くちがうユーザー像がイメージできるはずです。
一人息子を持つ専業主婦、夫の年収は2,000万円、夫は基本在宅で家にいる
第一子は5歳、第二子が2歳の子を持つパートを行う主婦、世帯年収は400万円、夫は8時‐19時で仕事に行く
と考えるだけでも訴求内容やサービスの見せ方、オファーの提示方法などがガラッと変わるはずです。
ちょっと極端に考えてもらおうと思って書き終えてから気付きましたが、こんだけ幅広いターゲットがいるならそもそもサービス内容変えますね。(笑)
なのでやってみないとわからない
ユーザーが大事なのはわかってくれたと思いますが、これだけだと「じゃぁペルソナ作って施策をしよう!」となって終わりです。
よくあるのが、ペルソナ作って(かなり時間かける傾向。。。)施策する⇒結果見て成果悪いじゃないか!どうすんねん!⇒次の施策考えまーす。。。でペルソナから考えなおす
みたいなよくわからない流れ。
マーケティングはやってみないとわからない、それはそうなのですがこれを本気で思っている人どれくらいいるのでしょうか。
できるだけ成功するように企画組んでも事業計画にはねるような施策にはならないなんてざらです。だってターゲットは自分ではなくてユーザーだから、反応するかどうかなんてわかりません。
やってみないとわからないってことは学びを含めた施策になると思うのですが、反応しなければ反応しないという学びを得ることができますし、一部の反応した人になぜ刺さったのか?を深く掘ることでヒントを得ることができます。
書いていて道がずれそうになりましたが、ようするに成果を求めることは重要、ただユーザー目線で施策を進めるのであれば「そこからの学び」が最も重要ということを伝えたかったんです。
ユーザー目線でマーケティングを進めるためによく使う施策
さて、最後にユーザー目線を大事にするために私が良く使う施策を紹介しておきます。
A/Bテスト
ユーザーヒアリング
ユーザーアンケート
の3つは死ぬほど多様します。特にユーザーヒアリング。
ターゲットとなるユーザーさんを集めて片っ端から話を聞きます。目的は
クリエーティブチェック
UI/UX検証
新機能・サービスの需要性確認
改善点の仮説検証
など、自分の頭で考えていても仕方ないことは実際にユーザーさんにぶつけてみる。これが最も効果的だし、上層部への説明も楽ですよ!だって「ユーザーさんがこう言ってたんだもん!」でイチコロです。