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杪夏

今作はZEROTEN2024大阪に出展している2作品のうちの1つです。

両作品ともテーマは夏をイメージにと、
大まかに決めていました。

※もう1点についてはこちら👇


1作品目「心遊び」は夏の思い出を詰め込んだ作品です。キラキラとした楽しく明るいイメージで描いています。



さて、今回紹介する「杪夏」は
上記の作品の明るさとは正反対のイメージから描きました。

タイトルは“びょうか”と読み、
意味は夏の終わりを指します。

座っているのは、てるてる坊主
気持ちを晴れやかにと願う時に描いてます


私にとって、
夏の終盤はどこか寂しさや離れ難く感じる時期です。

夏の楽しい記憶を振り返っている傍ら、
蝉から鈴虫の鳴き声に変わり、
入道雲からうろこ雲に、
日もいつの間にか短くなって季節の変わり目を肌に感じやすくなっていきます。

今作は
そんなノスタルジックな感傷も含めながら、
たくさん思い出を抱えて、
次の季節を迎える心象を描きました。

タイトル「杪夏」
140×180mm

水彩絵具、岩絵具、胡粉、メディウム、ジェッソ、木製パネル

制作:2024年

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