キツかったこと
仕事で金沢へ行ってきました。滞在時間2時間。街ぶらするでもなく、おいしいものには目もくれず、片道90分電車に揺られてきました。
車中、時間を持て余していたので、今まででからだがキツかったことベスト3をあげてみることにしました。実は乗った電車が真新しく匂いが強くて、具合が悪くなってしまったのです。
めまい、吐き気、動悸。嗅覚が拾った異臭は、こんなにもからだに影響するのだから不思議です。
そして、思い出した「からだがキツかった」ベストワンは、「こころもキツかった」ことでした。
まだ子どもたちが小さかった頃、わたしはインフルエンザに罹って40度の熱を出しました。ひどい寒気で、布団から出ることもできず、子どもたちの三食のごはんをなんと「のりたま」でやり過ごしたのです。朝、昼、晩の三食です。ごはんをよそってやった記憶も実はありません。
わたしのインフルエンザ熱はなかなか下がらず、鼻血で枕を濡らしたほどでした。
今思えば、「ふりかけごはんよ、ありがとう」ですが、あの時が一番つらかったかなぁと思います。その月、またもや型の違うインフルエンザに罹って大変でした。
キツかったこと、思い出すだけでゲンナリしてしまうこと、それらはもう笑い話です。おもしろおかしく、笑い飛ばせば大丈夫です。
リフレインして、また嘆いたりしなくていいのです。
しかし、今日の異臭(異臭とか言ってごめんなさい、毎日乗ってお仕事してる方もいるだろうに)はキツかったですが、においについていろいろ考えることもできました。
キツかったことって結局は糧のような、もしかしたら生きていくヒントのようなものになってゆくのかな。
そんな風に思えたなら佳しとしましょう。
車窓から見た風景、置いておきます。
秋の日射しに日焼けしそうな窓際。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?