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アイデアを生み出す方法

ビジネスと真剣に向かい合っていると、寝ても覚めても「何かいいビジネスアイデアないかな~」と頭が動きっぱなしになりがちです。
そして朝起きた時に、突然いいアイデアが思いついたり。

いいアイデアは今まで何となく運任せなところがありました。
ところが、近年では論理的にいいアイデアを生み出そうとする研究が進んでいます。


思考を横に広げる

「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
ジェームス・ウェブ・ヤング(アメリカの実業家)

「創造とは結びつけることである」
スティーブ・ジョブズ(Apple創設者)

iPhone:パソコン×携帯電話×タッチパネル
ルンバ:掃除機×ロボット
うんこドリル:うんこ×ドリル
ハンディー扇風機:扇風機×手持ち

①似た者同士をかけ合わせる

お互いに魅力を引き出したり強化する。

かわいい:子ども×着ぐるみ
肉体美:トレーニングジム×日焼けサロン

②補完関係のものをかけ合わせる

お互いの魅力を補完し合う。

高原ビール:高原×ビール
メイドカフェ:メイド×カフェ

③ギャップをかけ合わせる

意外性が生み出すインパクト。

和洋菓子:和菓子×洋菓子
野菜寿司:野菜×寿司

④ちょっとずらす

既存のターゲット(お客さん・場所・売り方)の枠を広げる。

ワークマンの作業着:ガテン系→サラリーマン
空港のガチャガチャ:子ども向け→外国人旅行者
お出汁の自動販売機:座って食す→歩きながら飲む

思考を縦に深める

今までにない新しいモノを生み出す考え方のヒントです。

①あったらいいな

自由な発想で、思いつくまま理想像だけを考えましょう。
その分野にくわしい人からは「そんなの無理だ、不可能だ」と言われるかもしれませんが、一度「今まで」「常識」を完全に取っ払ってください。

iPhone、Facebook、ウォークマン。
全部「あったらいいな」から生まれました。

②これ不満なんですけど

「あったらいいな」の真逆で、既存の商品・サービスの欠点を探します。
そして、問題点を解決する方法を見つけることができれば、それが新しい価値を生みます。

人間は、いい意味でも悪い意味でも「れ」に順応じゅんのうしやすいです。
人類は、生き残るために「環境適応」が本能的に必要だったからです。
現代に生きる私たちも、「なんとなく不便だな~」と潜在せんざい的に感じていても、言葉で表現できるほど顕在けんざい化できず、不便を受け入れていることが多いはずです。

③逆張り思考法

「普通だったらこうだろ」「これはこういうもの」とか、まず固定概念がいねん先入観せんにゅうかんを洗い出します。
その上で、あえて逆を狙いに行く方法です。

例えば、焼肉でしたら「みんなで食べるもの」という固定概念があります。
そこを、あえて逆張ぎゃくばりで、1人のお客さん専門の焼肉店を作ったりします。

オズボーンのチェックリスト

アメリカの実業家アレックス・F・オズボーンが考えた9ヵ条です。

①転用
そのままで、または改良すれば、他に使い道はないか?
他で使える領域・分野はないか?

②応用
他の業種・分野のアイデアを、自分のところでも使えないか?

③変更
形・色・動き・機能・意味など変えてみてはどうか?

④拡大
大きさ・高さ・長さ・強さ・時間・頻度を拡大できないか?

⑤縮小
小さくできるか?短くできるか?軽くできるか?省略できるか?携帯化できるか?

⑥代用
素材や部品など、他のもので代用できないか?

⑦置換
パーツやレイアウトなど、入れ替えてみてはどうか?

⑧逆転
発想の転換でマイナスをプラスにできないか?
前後左右上下、向きを変えたらどうか?

⑨結合
組み合わせ、合体、ごちゃ混ぜ。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。

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