会社設立か個人事業主か？

「起業」は、株式会社か合同会社を設立する会社を設立するイメージが強いです。会社を設立せずに個人事業主としてビジネスを始める場合は「独立」という言葉を使うことが一般的です。新しくビジネスを始める場合、個人事業主がいいのか会社を設立したらいいのかという相談を数多く受けます。

会社設立は設立自体にお金がかかる分、社会的信用度は高いです。なので、新しく始めるビジネスに信用度が必要であれば、会社を設立した方がいいです。また、初めからある程度の集客が見込めたり、スタッフの採用が必要な場合も会社をお勧めします。

個人事業主から初めて、途中で会社を設立することを法人成りといいます。法人成りの場合、取引先との契約書や不動産契約、雇用契約書や社会保険手続きまで、すべて個人名から会社名に名前を書き換えなければいけません。

かといって、無理に会社設立をする必要はないです。初めはなるべく出費を抑えてミニマムでスタートという経営感覚も大切です。特に会社を設立する必要がないのであれば、堅実に個人事業主からスタートしてもいいと思います。会社か個人事業主か迷っているのであれば、個人事業主をお勧めします。

会社か個人事業主かの判断基準として、会社（＝法人）の銀行口座が開設できるかどうかがあります。前職での実績や経験がなければ、会社の銀行口座の開設は難しいです。もし自信がなければ、個人事業主として実績を積んでから、会社設立した方がいいと思います。

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