自分に合った仕事選び
「起業したいけど、何をしたらいいのかわからない」
「自分にあったビジネスがしたい」
やることが決まっている人ならともかく、「やりたいことがわからない」のは起業前特有の悩みです。
起業後にビジネスモデル(何をするか=事業目的)を見直す人も多いです。
やりたいこと・できること・金儲けできること
資本主義に毒された汚い大人のようなことを言います。
「ビジネスは金儲けしてナンボ」です。
ビジネスは趣味とは別物です。
なるべく自分の好きなことや興味のある分野のことを仕事にしたいですが、時間と努力を注ぎ込んでも、結果的にお金が入らなければ事業として続けていくことができません。
なので「やりたいこと」「できること」があったとしても、「本当にお金儲けできるか?」「月にいくら稼げるか?」を見直した方がいいと思います。
注意しなければいけないのが「いい儲け話がありますよ」と近づいてくる奴です。
いかにも怪しい顔で胡散臭そうだったらすぐにわかりますが、大抵きっちりした身なりで誠実そうに見えるし、あの手この手なので、一見騙しの手口と気づきにくいです。
「協力したいです」「あなたのためです」などのキーワードには注意してください。
何をしたいかわからない場合
材料がないと料理はできません。
同じように、世の中にどんな仕事があるか知らないと、何をしていいかも決められません。
会社設立の前に、まずは個人事業主として小さな仕事からスタートする人が多いと思います。
そんな時に仕事を探すのが「クラウドソーシング(仕事受注サイト)」です。
有名なのは「クラウドワークス」や「Lancers(ランサーズ)」ですが、18歳以上じゃないと登録できません。
未成年でも登録できるサイトでメジャーなのは「coconala(ココナラ)」です。
売上シミュレーション
「Lancers(ランサーズ)」に仕事の種類と参考価格が載っています。
↓
ホームページ作成:5万円~
イラスト制作:3万円~
動画作成:5万円~
おこづかい千円単位の10代からすれば、万単位の仕事の金額感は大きいかもしれません。
ホームページ作成5万円を月2件受けると、月の売上10万円、年の売上120万円。
仕事に慣れてきて技術も上がってきたら、ホームページ作成だけじゃなくロゴ作成やSNS対策もオプションでつけて1件30万円。
月3件受けると、月の売上90万円、年の売上1080万円。
数をこなしていくと、お客さんからの紹介だったり、口コミで広がって、仕事の注文も増えていきます。
Web関係でも飲食店でも、どの業界でも1人あたりの売上は年間だいたい1000万円くらいで考えます。
1人で仕事をさばき切れなくなったら人を雇います。
10人雇って年間売上(年商)1億円、100人雇って年間売上10億円。
初めは1人で初めて、人を雇って会社を大きくする。
人が増えると人間関係とか人の管理が大変ですが、リーダーシップをとるのも経営者の仕事です。
そこにロマンはあるんかい?
年間売上10億円あれば、タワマンの上の方の階に住めますし、高級車にも乗れます。
1000人雇えば年間売上100億円。
完全に金持ちの部類に入っています。
が、なんか物足りない……と思う人もいるかもしれません。
「別に自分じゃなくても誰でもできるんじゃ……」
「自分しかできないビジネスをしたい」
「仕事にロマンを求めたい」
「今までにない新しいもの作って、世界を一変させたい」
確かに独自性がないと1つ1つの値段が上げられず、ビジネスは大きくなりません。
他と似たようなサービスや商品では、値下げ値下げの低価格競争になって、頑張っている割には生活は苦しいままです。
他にはない自分独自のウリがあるからこそ、お客さんはついてきますし、強気な値段交渉ができます。
独自性
↓
高価格
↓
ブランド力UP
↓
さらに高価格
独自性のあるアイデアはどうやって生まれる?
斬新な発明をして、会社を作って子ども社長!
こういったケースは稀です。
業界未経験の方が今までの常識にとらわれず、斬新なアイデアが生まれそうな気もしますが、よほど斬新でなければ周囲の協力は得られないと思います。
また、アイデアを実現する際に、見当違いで実現不可能……なんてこともありえます。
通常は特定の分野の仕事をしていく中で
「みんなこの方法でやっているけど、こっちの方法だともっと良くなる」
「こんなのがあったら、もっとお客さんが喜んでくれるはず」
といった形で、新しいアイデアは生まれることが多いです。
「微差は大差」
ちょっとした違いが、お客さんからすれば意外と大きな独自性に感じるものです。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
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