生き様を求めるという野心
ある程度の人生のステージまでは、人は抱いた野心を消化するために生きていく。実現して消化されることもあれば、挫折して消化されることもある。
えてして、若い時は比較的原始的な野心を持つことが常だ。例えば、自分を馬鹿にしたやつをギャフンと言わせたい。あの子にすごいと言わせたい。そんな類のことだ。それは、大人になってから振り返ると、ずいぶん動物的で衝動的な野心なのであって、悩みながらもがきながら日々を送ると、徐々に成仏をしていくものだ。若き成功者として見事に野心が叶う形で消化される