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老いることと病気になることは似ている

私には、持病がある。

それでね、最近思ったの。

老いることと病気になることは似てるなって。

老いることは、今まで普通にできてたことができなくなること。

特に、うちの祖母なんか、見てるとそう思う。

去年の夏に、腰を痛めてから、どんどんどんどん歩けなくなっていった。

そばで見ていて辛いほど。

去年の冬はまだ歩けてたけど、今年の春になったらちょっとした散歩もできなくなり。

夏になったら、タクシーを利用しないとちょっとした外出が厳しくなった。

介護認定みたいな市のシステムがあって、それで市の人が見に来て、いろんなところに手すりをつけたりしている。

それで、私が病気になったときに似ているなって思った。

特に調子が悪かった時は、自分で尿を出すことができず、泣く泣く「導尿」っていって、病院とかで尿の出てくる入り口のところから吸引する機械をつけて尿を出してもらったことがある。

それはそれは大変だった。

老いは、誰にでも訪れるけれど、病気はなる人とならない人がいる。

その違いはあれど、でもなんとなく当たり前のことができなくなるところは似ていると思ったら、私は少し気が楽になったのね。

今、私は持病があって辛いかもしれないけど、いずれみんな老いという形で同じような辛さを経験することになる。

だったら、私はタイミングが人と違っただけなのかなって思えた。

そしたら、持病があることは、特別なことじゃないのかもなって。

今に集中して、これからも楽しく生きていきたい。


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