下駄を脱いで、等身大の僕の「文章」という表現活動について
これまで、株式会社ブイクック代表取締役として、あるいはヴィーガンスタートアップ経営者として、あるいは社会起業家として、noteに投稿してきた。
しかし、すべての記事を一度下書きに戻した。
これからnoteでは、「おのしゅー」という一人の人間として、新たな表現活動の場としていきたい。
僕はスタートアップ経営者である前に、25歳男性であり、結婚を目前に控える異性愛者であり、ゲームやアニメが好きなオタクであり、陽キャを妬むインキャであり、平和を願う一人の無力な日本人である。
そんな何者でもない一人の人間として、これまで表現できなかったことを表現していくために、"文章"という手段を取りたい。
記念すべき1記事目では、「おのしゅー」という表現の場を作りたくなった2つのきっかけを記録しておきたい。
「表現活動してる?」
ひとつめは、久しぶりにお会いしたYuriさん(note)からの「表現活動してる?」という問いだった。
Yuriさんとは、仕事がきっかけで出会った。1年半ほど前、彼女がフランスに向かう前に食事したぶり話していなかった。そんなYuriさんが帰国したことをInstagramの投稿で知り、メッセージを送った。
1年半ぶりに会ったYuriさんは、自分にとても素直さで、等身大の言葉で会話してくれる素敵さは何も変わっていなかった。そんなYuriさんとは、立場や利害関係なんて気にすることなく、ただの一人の人間として会話を楽しめる、居心地良い時間を過ごすことができた。
そんな会話の中で、表現活動についての話題が出た。
Yuriさんは、変わらずに表現者だった。事業や文章に限らず、さまざまな表現活動を夢中に取り組んでいた。そんな姿は、とても人間らしくて、とても豊かな人生に見えた。
僕は、歌や絵、演技、ダンス、プレゼン、写真など、様々ある表現活動に苦手意識が会った。しかし「文章」だけは好きな表現活動だと、気づかせてくれた。
振り返ると、中学生時代の国語の授業で書いた読書感想文、みんなに隠れて書いていた小説、高校時代に綴っていた日記、大学一年から始めたブログ執筆など。
僕は人生を通して、「文章」を書き続けてきた。
爆風スランプのライブ
そして今日、「爆風スランプ~IKIGAI~デビュー40周年日中友好LIVE"」に参加してきた。
サンプラザ中野くんとは、ヴィーガン友だちとして、そして社会人の大先輩として、6年以上前から仲良くしてもらっている。
そんな中野くんから誘っていただき、実は人生初だったライブに参加した。
とても楽しかった。感じるものがたくさんあった。
最初に、僕は熱狂するのが苦手だ。ライブのような場で、没頭してリズムに乗ったり、全員で一つになって大きな声を出すのが苦手だ。そして、没頭して楽しそうな周囲と比較して、没頭できない自分がなんだか寂しくなる。
しかし、それが偽りない僕なのだ。自意識過剰で、変に客観視してしまうのが、正真正銘の僕なのだ。
爆風スランプの皆さんが、これまでの人生を文字通り全身を使って表現する姿に、僕の頭の中は「自分なら」で溢れる。僕なら、どう表現するだろうか。どう自分を世界にに残すだろうか。
僕も、彼らと同じ「表現者」でいたいのだ。
特に中野くんは60歳を超えて、あんなに元気で楽しそうに舞台に立ち、日中友好や戦争について、歌に乗せて表現した。心からの言葉で語っていた。
かっこよかった。
そして、40年間の文脈を共有するファンの方々は、爆風スランプを通じてそれぞれの人生を思い返し、涙しながら帰路に着く人たちが少なくなかった。
負けられない、と思った。
僕も、自分なりの方法で、まだ25年足らずの人生を、ありったけの自分自身を表現したいと思った。それが「文章」という表現だった。
これから
もちろん、社会起業家として、株式会社ブイクック代表取締役としての発信は、引き続きSNSやブログを通じてしていきたい。
このnoteでは、そんな肩書きを取っ払って、スタートアップ創業者という下駄を脱いで、等身大の自分自身の言葉を綴っていきたい。
そして、僕の文章に触れて、何か救われた気持ちになったり、明日からの希望になったり、そんな人が一人でも現れてくれると嬉しい。