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絶対言わないと決めている言葉
管理職という立場において、絶対に言わないと決めている一番嫌いな言葉があります。
「それが仕事だから」
もう少し乱暴にすれば、
「それがあなたの仕事でしょ?文句言わずにやって」
心の中の本音を言うなら、
「うるせーな、つべこべ言わずにさっさとやれよ!」
頼んだ仕事に難色を示された時、「それが仕事だから」と言って従わせることは、上司にとって一番簡単な方法です。
「わかりました」としか言えませんよね。
それだとパワハラになるから、ではありません。
簡単だからこそ、簡単に言いたくない。
それしか説得する術がない、信頼もない、上司としての力量不足だと認めていることになるからです。
いかに説得して動いてもらうかが腕の見せどころ
だと思うのです。
「言ってもどうせ聞かないから」
「議論するのが面倒だから」
「自分が絶対に正しい」
そんな自分本位の姿勢は部下にも見透かされます。
「それが仕事だから」という言葉は、自分の信頼を落とすことになるだけです。そんなことにも気づいていない上司には誰もついて行きたいとは思いません。
いやいや、上司も余裕がないから大変なんだよ。
それなら「いま余裕がなくて大変なんだ。手伝ってくれないか?」と言えばいいのです。
仕事を振るのと、仕事を手伝ってもらうのではスタンスが違います。当然、相手の受け止め方にも違いが出てくるはずです。人間、助けを求められた時には「助けたい」と思うものではないでしょうか。
頼んだことに難色を示されたなら、まずは理由を考えてみる。わからなければ聞いてみる。
部下の話に耳を傾けること。
そんなことすらできない上司には、こう言ってやりたい
「それがあなたの仕事ですよね?」