ローストビーフ丼
手抜きをしてどこまでウマイモノが食べられるか。そうしたことに挑戦しているわけではないけれど、手抜きをすることで考えられることもあるので、暫くは手抜きが続くと思う。今回のはもうどうしようもなく手抜きだけれどとても美味しかった。タイトル通りのローストビーフ丼である。
これがそのローストビーフ丼。基本的な作業の流れを記す。ローストビーフを買ってくる。ご飯を用意する。ミニ丼にご飯を装い、ローストビーフを載せてソースをかける。以上出来上がり。なかなかの手抜きかと思う。ただちょっとだけこだわりがあって、誰にでも簡単に出来ると云うわけでもない。一番のポイントはどこでローストビーフを買うか、である。今回僕は横浜市西区の藤棚商店会にあるお肉屋さん『イセ畜産』で自家製ローストビーフを買ってきた。こちらは揚げ物や焼豚などのお惣菜も大変に美味しい。実は焼豚狙いで伺ったのだが生憎売り切れで、ローストビーフをゲットと相成った。焼豚はいずれまた買いに伺うことにする。
ローストビーフに付けてくれたローストビーフのソース(日本食研製)を少量かけた。ここは大いに手を抜く。ホースラディッシュだのワサビだの載せても良いけれど、そこも省く。ご飯、ローストビーフ、ソース、それだけ。ちなみにご飯もレトルトのサトウのごはん。調理器具要らず。でも盛り付けているととても楽しくなってきて、写真もなかなか美味しそうに撮れた。これでウマければ云うことナシ。
ウマウマウー。云うことナシでした。こんなにウマイか。こんなにもローストビーフがご飯と合うか。ただ載せただけだけれどビックリした。予想の5倍くらい(個人的感想です)ウマかった。ここから改善点を考えるとしたら、ご飯をちゃんと炊くとか、丼のサイズを大きくしてたっぷりと盛り付けるとか、そんな感じであろうか。ソースは日本食研のこれで問題ナシ。ボリュームアップしてもそこは踏襲したい。このローストビーフ丼の良さは、海鮮丼の魅力に通じる「生モノとご飯」のマッチングの妙なのであろうかと思う。ちょっとヒヤッとする生モノと温かいご飯の温度差、旨味のコントラスト、それらが口の中で和合して温度が変化して均衡して行く時の得も云われぬ恍惚感。大袈裟に書くとそんなことになるのだろうが、食べている時はそんなの知ったこっちゃない。一口食べて愉悦に浸り、もう一口食べてご満悦。ウマイウマイ。何てウマイのだろう。僕はこの時間と空間の中で確かに世界で一番、いや宇宙で一番ウマイモノを食べていたのだ。うっとり。また他のお店でもローストビーフをゲットして、ご飯に載せてみよう。ご趣味はと訊かれて、ローストビーフをご飯に載せることです、と答えるのもなかなか面白いかと思う。文章も手抜きで失礼。もうすぐクレイジーケンバンドのツアーが始まります。只今絶賛リハーサル中。「焼きそばの果てしなき旅」も絶賛発売中。更に面白いお知らせもそのうちに発表出来るかとも思います。どうぞお楽しみに。