お正月ソーミンチャンプルー

謹賀新年。2022年もどうぞよろしくお願い致します。まだそんなに手放しでおめでとうと云える感じでもない気がしますが、まあ一応お正月はおめでたいところから始めて、何となくそのおめでたさが春を迎えて夏も超えて秋冬年末まで繋がって行くと良いなぁと思うのです。途中色々なことがあるだろうけど、ぼちぼちとやりましょう。そんなおめでたいお正月に、何かおめでたいものを作れたら良いなとずっと考えていて、ふと思い付いたアイディアを形にしてみた。これがおめでたいのかどうか判らないけれど、ちょっと見たことのないカラフルな出来映えになった。さあどうぞ。

お正月ソーミンチャンプルーと名付けた。そうめんよりもソーミンと云った方がそれっぽい（要するに沖縄感）かと思う。カラフルさは力業で投入。寿のナルトと伊達巻きでお正月感トッピング。ラーメン丼に盛り付けるのは間違っているかも知れないけれど、何となく色鮮やかだからこれで良し。さあどうだ。おめでたいであろう。この写真では判別しづらいがソーミン自体もカラフルなのである。

2021年の夏のうちに買っておいた華色そうめん。兵庫県の東亜食品工業株式会社製。紅・黄・緑・白の4色。僕が子供の頃にそうめんを食べていると、ほんの数本だけ紅やら緑のそうめんが混じっていたことがあって、それを凄い勢いで探しては自分の麺ツユに入れてキープして、得意気につるつると食べたのを思い出す。ただ自分だけ色付きそうめんを独占すると弟がクレームを付け、遂には泣き出す。そこで微塵も分かち合おうとは考えずにさっさと色付きそうめんを啜り、もう食べちゃったもーんと更に底意地の悪い一言を発すると、弟の泣くレベルが号泣となる。見るに見かねた親からの教育的指導も入ることとなり、食卓が荒んだ雰囲気になる。そうやってあまりワガママを通していると社会生活やら人間関係やらに支障を来すということが判明したので、今は我慢をすることを覚えた。我慢はするけれど、今でもそうしたスペシャルなものを独り占めして自分だけで楽しみたいと云うワガママさは変わっていない。どうしてもワガママを通したい時は、誰も居ないところで一人で楽しむことにしている。けっけっけ。暗いな。まあいいか。

この華色そうめんの茹で時間は2分。それを30秒〜1分くらい茹でて、流水で洗い、ソーミンチャンプルーのそうめん部分は準備完了。具材を炒めたらそうめんを投入して味付けして出来上がりとなる。

材料は冷蔵庫のあり合わせで済ました。ベーコンに冷凍海老、タマネギニンジンピーマン。具材もカラフルさを重視。

華色そうめんを投入。炒めてよく混ぜて、塩コショウ醤油出汁の素などで適当に味付けをしたら出来上がり。そうめんがすぐくっつくので、次回からは先に具材を炒めておいてから、そうめんを茹でて洗って投入とすればよかろう。何事も経験が大事。次回に活かそう。

トッピングを載せてお正月ソーミンチャンプルー完成。ウルトラセブンに出てきた宇宙人の円盤のように思ったが、それが何星人の円盤だったか即座に思い出せなかった。俺も焼きが回ったもんだ。焼きそばばっかり食ってるからか。いやちょっと待て。お正月から自戒モードでは一年持たない。気楽にやろうぜテイクイットイージー。で、該当した円盤はクール星人やイカルス星人やシャドー星人、更にブラコ星人やペガ星人の円盤のように思えたがどれもあまり似ていない気もする。あ、ピット星人の円盤が似ているか。ああ何となくそれか。円盤はこの辺にしておきます。

ウマウマウー。ほらほら、カラフルで気持ちがとても上がるでしょう。そうでもないか。そうですか。僕は上がります。我ながらナイスアイディア。お正月から上機嫌。具材のセレクションも、味付けの按配も、そしてそうめんの茹で具合も絶妙だったかと自画自賛。寿のなるとも伊達巻きもトッピング以上の働きをしてくれて、味的にも量的にも大満足。お正月ソーミンチャンプルーブラボー。

ウマウマウー。ところでソーミンチャンプルーは焼きそばカテゴリーに入るのか否か。これは2022年の課題。色々と考えながらまた焼きそばの果てしなき旅も続けます。そして思い付いたことは何でもやってみようじゃあないか。会いたい人には会って、行きたいところには行って、食べたいものは食べて、でもまだ安全や状況もしっかり考慮して、今年は年男で還暦も迎えますから自分を過信しないで（もう60年近く生きて来たんだからねー我ながらスゴイこったねー60年）末永く楽しくやってやろうじゃないか。そんな風に考えた2022年のお正月でありました。モチロン音楽もしっかりやります。最近ようやく歌もギターもそこそこ納得出来るようになったけれど、一生勉強で一生精進だと思うのでこちらも末永くたっぷりと。愛を込めて。カモンレッツゴー。あと、ちょっと痩せる。がんばる。