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豚しゃぶ丼

2025年である。お正月は予告通り気合いを入れて休んだ。元気にダラダラ休んだ。久しぶりに長時間寝た。たっぷり寝た。無上の贅沢である。寝てばかりいてもお腹は空いた。お正月は自分が作れるものの中で一番食べたいと思うものを食べたい。出来れば簡単なものが良い。僕は自分のそのリクエストに自分で見事に応えてみたのだ。相変わらず大したことではないけれど。

にせラムしゃぶ丼

ブログの方にも書いたが、時折『しゃぶ葉』を利用する。食べ放題しゃぶしゃぶファミレスである。肉と云うよりも日頃の野菜不足を一気に解消すべく野菜を大量に摂取したい時に行くことが多い。肉はほぼ豚肉だけで充分なので、豚肉2種類と鶏肉の豚食べ放題コースにしている。先日伺ったところ、ラムしゃぶ食べ放題コースがあった。とても心惹かれたが、牛肉なども含むコースにラムしゃぶがトッピングされる形なので。ちょっとお値段が張る。なので断念したのだが、タレが各種置いてあるコーナーにラムしゃぶのタレが置いてあるのを発見した。

にせラムしゃぶ丼

ラムしゃぶをする人以外は使用禁止とは書いてなかったので、豚バラ肉をしゃぶしゃぶしたものにラムしゃぶのタレを付けて食べてみたらこれが大変にウマかった。それならばとそのにせラムしゃぶをご飯に載せて食べたらこれまたヒジョーにウマかったのだ。何だかしみったれたことをやってるなと思いつつも大変に満足した。

にせラムしゃぶ丼

それにしてもにせラムしゃぶなんて豚肉に失礼かとも思う。そう云えば、にせと云う語が名前に付いた動物や植物がいっぱいある。人間が勝手に偽物呼ばわりしているだけであって、本人はさぞかし不本意であろうかと思う。その辺を突き詰めていると大変に興味深い領域に入って行くのだが、今回はやめておく。それにしてもニセとか、モドキとか、ダマシとか、ああにせウルトラマンもにせ仮面ライダーもいるな。にせと付かなくても世の中は偽物だらけである。

豚バラ肉

さあ豚バラ肉を買ってきたぞ。これを焼かずに、豚しゃぶにしてご飯に載せて豚しゃぶ丼にする。味付けはどうするか。その昔、豚肉薄切りを焼いたのに七味唐辛子醤油を付けて食べるのが好きであった。今でも好きだと思う、その一番簡単なのにしてみよう。

豚しゃぶ丼

豚しゃぶ丼の出来上がりである。余計なことは一切せずに豚バラ肉とご飯だけである。味付けは七味唐辛子と醤油だけである。

豚しゃぶ丼

ウマイのは確定だが、やはり食べてみるまでは多少の不安もある。早速戴くことにする。

豚しゃぶ丼を食らう

ウマウマウー。誰が何と云おうとこれはウマイ。素っ気なく単調ではあるが豚肉の旨味とご飯の有り難さを存分に味わえる。シンプルな弾き語りのようにシンプルであるからこその自由がある。たまにこうした自由を満喫するのも良かろう。

豚しゃぶ丼を食らう

ウマウマウー。満足した。だけどあのにせラムしゃぶ丼の感動をもう一度味わいたい。欲望は果てしない。それならばと行動に移した。

ソラチしゃぶしゃぶのたれ

北海道ではポピュラーなソラチしゃぶしゃぶのたれを入手した。これでもう勝利は決まったようなものである。

ソラチしゃぶしゃぶのたれ

写真を数枚撮ってコラージュしてラベルの全容が判るようにしてみた。お正月早々こんなことに手間暇かけて何なんだよととも思ったが、どうでも良いことを真剣にやるのが自分らしさであるとも知っているので喜々としてやった。Mrs. GREEN APPLE「ライラック」の歌詞ではないが僕は僕自身を愛してる愛せてるである。

ソラチしゃぶしゃぶのたれ

ボウルにしゃぶしゃぶのたれを入れて受け容れ体制万全。ご飯はちゃんと炊いてある。豚バラ肉を豚しゃぶにしてこのタレを絡めてご飯に載せるだけである。

シン豚しゃぶ丼

シン・ウルトラマンにあやかってシン豚しゃぶ丼としてみた。見た目の素っ気なさは相変わらずであるが潔いとも思う。

シン豚しゃぶ丼

この時点で9回裏2−0横浜リード森原康平マウンドへの気分である。安心感9割であるが不安も拭えない。ベイスターズファンですすみません。下剋上日本一バンザイ。

シン豚しゃぶ丼を食らう

ウマウマウー。いや、ウマウマ王。チョーウマイ。こんなにウマイのかと思う程にウマイ。知ってはいたけれど、ソラチしゃぶしゃぶのたれの何と秀逸なことよ。程好い甘さと酸味、にんにくやしょうがの豊かさ、肉の旨味を見事に引き立てる完璧なアレンジメント。感無量であります。

シン豚しゃぶ丼

ガツガツ食べたいのでスプーンを出してきた。いやーウマイ。ウマウマ王。心の底からウマイと思う。2025年シャイコーのスタートを切れた。今年もグリグリバリバリがんばります。

ソラチしゃぶしゃぶのたれご飯

残ったしゃぶしゃぶのたれをどうするか。ご飯を入れてまぶして食べてみたらこれがまたウマイ。タレまぶし。ラーメンの麺にも合うであろうが、ご飯でしょう。全部これだと味が濃すぎるので、最後にちょっとだけと云うのがまたシアワセなのである。小ぶりでささやかながら確固たる強いシアワセのために、2025年春夏秋冬年中無休奮闘努力する所存に御座います。トンチンカンだったり的外れだったりする時も多いとは思うがご容赦願いたい。本年もよろしくお願い致します。

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小野瀬雅生
末永くがんばりますのでご支援よろしくお願い致します♫