TPO
TPO…Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合。Opportunityと使われることもある)の頭文字をとって、「時と場所、場合に応じた方法・態度・服装等の使い分け」を意味する和製英語。この概念の発案者は「VAN」ブランドの創始者・石津謙介である…(ウィキより)
TPOって言葉を考えた人がVAN創始者だったってのは初めて知った(2017年の話)…(^^ゞ
何事も調べてみるものね…(笑)
何にでも物事には適材適所がある…ってのは誰もが知っている事ですわね…サッカーやるのに野球のバット持ってく人なんていないし…(笑)
それと同じように、靴にもTPOがあるのは皆さんご存知…ですよね?
日本人の多くは靴に対する認識が甘く、1日中同じ靴で過ごす事が多いですよね?…それが合っていればOKなんですが、合っていないことも多く、ホントはTPOに合わせ使い分けすべきなのに、それができてない…(-_-メ)
健康ブームな昨今、様々な健康に関する取り組みが行われていますが、足元だけ誰もみない…ってくらい靴に対する認識は今も昔も変わらない…(-_-メ)…ホントは一番重要な場所なはずなんだけど…(-"-)
典型的なところでは、ハイヒール履いて出社して、帰宅するまでその靴のまま1日過ごす…とか、結婚式や披露宴に行くときにドレスアップするためにハイヒール家から履いて行き、帰宅するまで1日中それで過ごすとか、子どもでも、サッカー教室行くのに家からスパイク履いて出かけて、帰るまでスパイク履きっぱなしとか…(@_@)
そんな例を時々見かけます…(@_@)
ちなみに…自分は…講演や学会など出張では、可能な場合は歩きやすい靴履いて移動してオサレ~な革靴は持って行き、目的地ではスーツに合わせた革靴に履き替えたり…可能な限りTPOで使い分けをしています…100%じゃないですけどね…(笑)
…できる限りです…できる限り…(笑)
車で移動する出張だとトランクに靴積んで行けますし…(^^ゞ
さて、話を戻し… 変え?…(^^ゞ
一部の靴は目的を持って作られています!…「多くの靴は」と言った方が適切かもしれません。
それを「特定機能靴」って言います!
特定の機能を搭載した靴…マンマね…(笑)
例えば、サッカーのスパイクシューズは、サッカーする時だけ履く…特定のシーンでのみ使用する靴=「特定機能靴」と言えますし、
有名どころではMBT(図1)
これは靴底が船底形となっていて、歩くのを助けたり、トレーニング効果を狙ったりしている物ですが、販売に際しては、決してツルシ売りはせず(のはず)、それなりの指導をしているようなので、これがお手本と言えるかな!?
しかし、世に「トーニングシューズ」と言われるような物(図2)
靴底の踵部分と前の部分が球面っぽくなっていて、わざと不安定にすることで筋トレ効果を狙ったりしている物…このような靴は、その辺の靴屋を見渡せば、その他一般靴と横一線…何の区別もなく販売されており、知識のない方が履けばトラブルを招きかねませんので、その販売に際しては注意が必要です。
実際この手の靴によるトラブルをきたした例を何例もみてます…(-“-)
その他、よく聞く名…だと…「瞬〇」
一時期「カーブで差をつけろ!」と銘打って大々的に宣伝して一世を風靡しましたが、それでホントに差がつくのか?
某国で「謳っているその効果はウソだ~」って訴訟になって和解した某靴と同じ事が言えると思うんですけど~…(-_-メ)
さてさて…「カーブで差をつけるための靴」なわけですから、トラックを左回りに走る時だけに履く「特定機能靴」と言えるわけですが、幼稚園や小学校を見渡せば、普段からそればかり履いている子どもたち…その靴に目を向ければ…
こんな例が散見されるわけです(図3)…(@_@)
何がイカンかわかりますか!?
わかりますよね!?
・「瞬足の罠」
・「瞬足の罠part2」
で詳しく述べていますので是非お読みください…m(__)m
この靴が一世を風靡していた頃、私の足育講座ではこのネタよく使ってましたので、聞いた方はよ~くご存知と思いますが…( ̄∇ ̄*)ゞ
わからない方は、是非前述のリンク先をご覧ください…( ̄∇ ̄*)ゞ
2004年から毎年幼稚園園児の足形測定を継続して行ってきましたが、こういう靴…この記事を最初に書いた2017年頃までは毎年必ず下駄箱にありました…( ̄∇ ̄)
遠目に下駄箱をみて「おっ!?」って同様な靴見つけて近づいてみると、見事なほど必ず同じ銘柄の靴…(笑)
当時からこりゃイカン!って狼煙をあげていましたが、ヤバいよ~…ってアチコチから声があがってきたからか?、メーカーさんもやってくる日本靴医学会でもこの件に関しては指摘していますし、最近は化けの皮が剥がれたからか?、ここまでヒドイのをハケ~ンすることは難しくなってきましたけどね…それでもまだ売っているようですね?…(-_-メ)
そして…これまたトラブルをきたした例を何例かみています…(-"-)
百歩譲って、こうなる前に買い換えれば問題ないんですけどね…(-"-)
これらもまた、一般靴と何ら区別することなく売られていますが、これ…大きな問題ですよね!?
サッカーのスパイクシューズがスポーツコーナーなど一般靴と区別して販売しているように、このような「特定機能靴」は、一般靴と違うことを分かりやすく明記し、目的無く1日中履かないよう注意すべきですよね!?
靴屋は「半医半商」…健康に大きく関わる物を売っています…靴一つで健康になることもあるし、健康を害することもある…なのでツルシ売りなんてアリエナ~イ!…ですし、医師が「痛いから痛み止めくれ」という患者さんに本来の解決策を施さずに痛み止めを処方するのと変わらないどころか糖尿病の診断して関係ない高血圧の薬出すのと変わらん…( ̄∇ ̄)イイスギカ?
医師が診断せずに薬処方するのは問題ありますし、まったく違う目的の薬出したり治療して問題が起これば訴訟もんですが、同じく靴屋がキチッと正しい靴を正しく履くよう促さないのは大きな問題!
マジで問題起こったら訴えてもいいんじゃね!?…って思っちゃうわけです…( ̄∇ ̄*)ゞ
なので自分は靴屋に対してキビシイ…( ̄∇ ̄)
この件に関しては、前述の如く2015年の「日本靴医学会」で「特定機能靴の注意点」というお題…小ネタとして発表しちゃいましたけどね…^_^
話戻して…サッカーのスパイクシューズはサッカーする時だけ履く物であるように、瞬〇は左回りに走るときだけ履かなければなりません…( ̄∇ ̄)
その前に、ホントにカーブで差がつくんかい!?…ってあたりが懐疑的なのは言うまでもありませんがね…( ̄∇ ̄)
TPO…って書き始めたら、こんな着地になりました…(笑)
また、現在とある「特定機能靴」についても問題点を検証中…結果まとまって機会あればご紹介したいと思います…( ̄▽ ̄)
※2009/10、2013/06、2017/03blog記事を改編