D81-2024 | 台北 最高のシェンドゥジャンとペットの豚
2024年3月21日、第81日目。
永和豆漿大王
朝飯を食いに、「永和豆漿大王」を訪れた。永和豆漿大王は台北のあちこちに同名の店舗があるのだが、厳密にはチェーンというわけでもなく、店ごとにメニューや料金設定も異なるらしい。そしてホテルからやや離れた大安駅近くの店舗が特に美味いという情報を得たためわざわざ足を伸ばした。
地元客でごった返し活気ある店頭。勝手がわからず物怖じしてしまいそうだが、並んでいると中国語で店内食なのかテイクアウトなのか?らしきことを尋ねられたので店内で食いたい旨を身振りで伝えると、写真付きのメニューと注文票を渡され中へ誘導された。
注文票の食べたい料理の欄に印を付け受付で手渡しし、料理と引き換えに支払いをするというキャッシュオンシステム。目的の鹹豆漿は目の前であっという間に調理され盆に乗せられた。
結論から言って、ここの鹹豆漿はすこぶる美味い。個人的には台北で食べたなかでも特に美味い。前日に士林夜市で片っ端から暴食して胃が疲れていたことも大いに手伝ったであろうが、体に染み渡るやさしい味に病みつきになりそうだった。
付け合わせにオーダーした大根餅とほのかに甘い豆乳スープ。鹹豆漿もスープの一種なのでどれだけスープを飲むのだという話だが、胃がやさしさを欲していたらしい。
その後。この日は日本は平日ということもあり、ホテルの部屋に戻り朝食後から夜までは地味にコーディングやプログラムなどを熟して過ごすことに。
昼飯はまた出掛けるのが億劫だったため全家便利商店で買った鶏肉飯おにぎりや惣菜パンで済ませた。
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寧夏夜市
仕事がひと段落するとすっかり夜を迎えていたので雙連駅近くの寧夏夜市へと繰り出した。
台北では毎晩いくつもの夜市が開催されるが、寧夏夜市は周ったなかで最も混雑する屋台街と言っていい。なにせ中央を走るメインストリートの幅が1.5mほどしかないため、往来する人混みが満員電車のような様相である。その割に周囲に拡がるテラス席はそれなりに場所が確保されており、バランスがおかしい気もするのだが、そういうものらしい。
寧夏夜市はコンパクトながらもビブグルマンに選出された屋台が3店舗もあり、そのほかにも味に定評のある店を多く抱え、料理に力を入れた夜市という印象。
鶏肉飯/蛋黃芋餅(揚げタロイモ団子)/豬肝湯(豚レバースープ)を皮切りに、またも気の向くまま胃に放り込んでいった。
飼っているらしいペットの豚を散歩させに夜市に訪れていたオヤジ。綺麗に手入れされそして大型犬を裕に上回る巨躯だが(多分)食材ではない。そしてなぜ散歩先が市場なのだ… 市場でなければだめだったのだ。という当然の疑問が渦巻く。