大学の広告って、意外と多いんですよね
意識して見てみると、あちこちにある大学の広告。テレビは少ないものの、交通広告や新聞ではよく見る。鉄道のドア横ポスターなんて、大学のためにあるんじゃないかと思うくらい占拠しているときもある。でも、よくよく考えてみると、いろんなことを言っているなと思って分類してみました。
これだけを見てもわかりづらいので、みんな大好き近畿大学の広告を中心に見てみていきます。
オープンキャンパス
夏・秋の開催に合わせて掲出されています。コロナ禍になったことでオンライン化も進みましたが、近大はネーミングからおもしろい。
入試
秋・冬の出願期間に合わせて掲出されています。近大の年始の新聞広告もこれに入りますね。
ブランディング
二つ目の「女は大学に行くな、」がバズって有名になった印象がつよいと思いますが、しっかりインナーから手掛けられている仕事です(神戸女学院のブランディングページ)。ここには載せていませんが、河西さんが手掛けられていた大阪経済大学のシリーズも好きだったなぁ。
学部改組
学科を学部にしたり、他大学を統合して新学部としたり。さまざまな場合がありますが、学生募集のテコ入れとして出稿されています。例として取り上げている近大の国際学部は、開設の前年(2015年)から開設の翌年(2017年)まで、3年間に渡って展開されていました。
その他
プロジェクトやランキングなど、大学として発信したいことのみで完結しているものもたまにあります。
入学式
沿線の中吊りや県版の新聞広告で、新入生を歓迎。阪急神戸線ユーザーだったので関学しか知らないけれど、実際に新入生が見たら自尊心がアップしそう。
卒業式
同じく関学。どちらかというと、卒業式の方が有名な気がする。インナーに分類してるけど、もちろんアウターにもポジティブな影響があるし、ブランディングにも寄与している。
ね、多くない?
すべてをやっている大学があるかはわかりませんが、大学というカテゴリーに関しては、一般企業より広告するものが多いんだなと思いました。一般企業なら、商品か企業広告か採用くらいですもんね。逆に言えば、それだけ手が限られているとも言えそうですが。