見出し画像

建築広告で見る、コンセプトのつくり方

企画書作成やアイデアだしで考えることの多いコンセプト。日本語でもいい場合、というか、日本語がいい場合もありますが。英語でビシッと決まったコンセプトがあると企画書がグッとよくなる(気がする)ので、ついつい考えすぎてしまいます。
今回は、そんなコンセプトの参考になりそうなページを見つけたことがメインです。でも、それだけだと手抜き感がすごいので、自分なりに気をつけているポイントと併せてまとめてみます。

1. コンセプトづくりのポイント

コンセプトをまとめる際に必要なポイントを2つ紹介します。

アートボード 3-100

まぁこのポイントは「事例で学ぶブランディング ランドーのデザイン戦略大公開」で、ネーミングのポイントとして書かれていたものの受け売りなのですが。
それぞれを、もうすこし自分なりに分解してみると、以下のようになります。

アートボード 6-100

文字数はもちろんですが、単語も重要だと思っています。和製英語として広まっているようななじみのある単語や、中学生が習うくらいの単語だと理解しやすいです。

アートボード 7-100

「なんか急にボヤッとしたな」と思ったあなた、大正解。ちょっとうまく言葉にできなかったので、一旦はこれでいいやと思って書きました。思想は、視点・視野・視座だったり、切り口だったり、考え方だったり。さまざまな捉え方をされますが、他の商品と差別化できるような、まとまった考えがあればいいです。表現は、思想をベースにしながらも、さらに伝わるように、さらに印象的になるように、と整えるイメージです。

2. コンセプトの型

「なんとなくはわかったけど、具体例を見せてよ」という声が聞こえてきそうなのですが、その前にコンセプトがどんな構造で表現されているのか、型として紹介します。

アートボード 8-100

うん、余計わからないですよね。冒頭で書いた「参考になりそうなページ」に載っている事例をピックアップして、具体的に見ていきましょう。

事例1「あべのハルカス/BIG COMPACT」

画像5

事例2「読売テレビ新社屋/OPEN MEDIA SQUARE」

画像6

事例3「下鴨糺の杜/RESPECT FOR FOREST」

画像7

事例4「ぺプチドリーム本社・研究所/DRESS INNOVATION」

画像8

なんとなく雰囲気は伝わったでしょうか。
タイトルに「建築広告で見る」と書きましたが、建築物のコンセプトとして、構想段階に決められたコンセプトなのかなという気もしますね。
他にもわかりやすい事例があるので、ぜひ竹中工務店さんのページを見てみてください。


ちなみに、前回から月イチ更新を目標にしているので、よかったらこちらもご覧ください。


いいなと思ったら応援しよう!