大林宣彦の映画はファンタジーではない
私が大人になったから、そう思うのか。近頃、大林宣彦の映画を何回も見て、思うのは、ファンタジーではないということだ。
昔、私は小学生だった頃、「水の旅人」を見に行った。というかチケットをもらったから行かざるを得なかった。その時、父は、「大林宣彦はファンタジーが日常に入り込んでいるから嫌いだ」と言った。その頃から、私は父の前で大林宣彦作品にハマりにハマっていることを言えずにいる、未だに。
しかし、本当に最近思うのは、「ファンタジー映画なんかじゃない、現代詩にとても近い文学的な