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【卒業生インタビュー】vol.2 中山 健さん
今回インタビューさせていただいた人
・中山 健(なかやま たける)さん
・9期講座(2023年)卒業。
・最終発表タイトル
「竹から一歩」
若チャレに参加した動機は何ですか?
私と家内が海が好きだからということと、原体験ができる環境下で子育てしたいという思いから、2021年9月に東京から尾道・因島に移住しました。
現在は「尾道市役所職員」として勤務しており、家内も因島でペットサロン「fanfare」を今月オープンさせ、少しずつ前進出来ていると感じていますが、移住した直後はやりたいことだらけで、プランはたくさんあるものの全くスタートできておらず、モヤモヤしながら動けずにいました。
そこで、「地域の役に立つこと」を最優先でやりたいことに決めて、何ができるのか周りの人たちに相談したところ、先輩受講生の小松さん(8期生)にお声がけいただいて若チャレの存在を知りました。そこから、何か一つでもスタート地点に立つ、もしくはスタートを切れればいいなと思い、若チャレ参加を決意しました。
受講中のエピソードを教えてください
若チャレの受講を通して、分野や考えの違う人と触れ合う重要性を学べたと強く感じます。
自分がやりたいことや、それに近い人とはすぐにコンタクトをとっていましたが、全く関係ない分野の人とコミュニケーションが取れる場がまさに若チャレで、「なにそれ?面白そう!!」と思える発見の連発や新たな考え方が生まれた場だったと思います。
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お灸を頭に乗せて大丈夫ですか?!と言いながらチャレンジする中山さんと同期生。
参加してみてどうでしたか? ~感じたこと、思ったこと~
私の場合、やりたいことがたくさんあるのに仕事や家庭を言い訳にして逃げていた部分、また「時間がないから動けない」と勝手に理由を作って先延ばしにしていた部分がありました。
ですが若チャレでは次回までの課題に期限が設けられ、宿題感覚で課題に取り組んで少しずつ前に進めたことができたので、課題があって逆に良かったです。
あと、「まずやってみる」という行動を振り返る場面があり、やってみて見えることがたくさんあったので、初動の重要性が身に沁みました(笑)。
卒業後の今の状況はどうですか? ~今取り組んでいること、取り組む予定のこと~
若チャレの卒業発表では、廃材となる自然資源を利用・循環させ、因島発祥の八朔などの柑橘を活用して地域活性化を図ることが最終目標である、といった内容の『竹と柑橘で地域の活性化』をテーマで発表しました。壮大なテーマにしてしまいましたが、若チャレで発表してしまったし、夢は大きく!と変に自信がついてしまい、未だに全くブレずにこのテーマを掲げています(笑)。
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卒業後には、まず今後の活動の初期費用捻出を最小限に抑えるために、農家の方が使用しなくなった農具を頂いて修理し、使えるようにしました。過去に航空整備士の経験があり、昭和世代のチッパー、耕運機、草刈り機をエンジン含め修理して、すべて復活させました。
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現在取り組んでいることとしては、借りている柑橘畑を実験台にして竹の堆肥化、タケノコ収穫、メンマ作りをしています。また、無農薬の柑橘たちの種類を増やすこと、農協の農業塾に通って1年を通しての柑橘の育て方について学ぶことなどをしています。
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今年は酷暑と雨不足の影響で、みかんの不作やみかんやさんの開業が危ぶまれています…。
最終的な目標は最終発表でも言ったように、竹を循環的に活用させること、またそれを応用させて柑橘の循環的な活用を見つけることなので、それにつながる活動を考えています。
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今はお遊びの延長のような感覚で行っているのですが、ゆくゆくは本格的な収益化に向け、実績のある方にコンタクトをとって、経営を含め戦略を練っていきたいと考えています。スローペースですが、マイペースに、確実に実現に向かっています。
あなたにとって若者チャレンジ講座とは?
新たな挑戦に対してぐいぐいではなく、ソフトタッチでやさしく背中を押してくれる存在ですね。
あとは、やはり自分とは全く違う分野の友達をつくることができる場所、というのが一番大きな印象です!
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ふらっとに出会い学び合えるのが若チャレの良さです。
(ライター 本岡 美咲)