きっともう手に入らないものだから
『人生の道しるべ』
吉本ばなな、宮本輝の対談を読了。
生業としての小説家のリアルを。
とくに吉本ばななは中学生の頃、のめり込んでいたことを思い出す。そうそう、小説の中に、驚くほど嫌なヒトが出てこないんです。本文の言葉まんまではないんだけれど、小説家という仕事は、庭で大切に育てた花を一輪ずつ道ゆく人にわたす仕事だと。
よく言われるんだけれど、私の会話の中であまり、意識して嫌いな人を出さないのは、きっとこんなところで影響をうけているんだろうな。
これには賛否両論あるけどね。人と