ニツメ
先日、ここに煮詰まっていると書いたら再上映出来る出来ないで煮詰まっていると勘違いさせてしまった。反省。
再上映については地道に一歩ずつ進んでいて、今日もまた一歩進むことが出来た。
必ずスクリーンには戻ってきます、はい!
ただ特別先行上映が終わってすぐにというわけではなくて、きちんと仕切り直して再上映というか、本上映というか、そういう形で行こうと決めたのであります。
ずるずると上映してくれる映画館を探すというよりも、明確なビジョンを持って嘘なく進んでいけたらなと。
煮詰まっているのはそのビジョン、そして計画そのものであるわけです。
どうやっていこうかなぁという全体感というか。
最初は公開出来たらそれだけですごい!ミラクルだ!っていうスタートからだったわけです。
そしてその関門を越えた今、今度は公開すること、観てもらうことだけではいかんだろうと、僕は考えているわけです。
出来ることは限られているのは確かなんだけれど、限られている中でも明確に進めるだろうと。
まぁ、計画したって計画通りになんかいかないんですけれども。
いかないなりに、向かう道があれば修正だって出来る。
それは全て、試写会、映画祭、特別先行上映、そのすべての人の感想から僕は確信に近い思いを持っているからで。
ああ、この映画は創りました!公開出来ました!で終わらせちゃいけないぞと思えるようになって。
大変な自信をいただいたので、それなりに行くぞと。
映画『演者』は観ていただければ、わからないという方もいるかもしれないけれど、心の奥の何かに触れることの出来る作品だぞと自信を持ったわけです。
だからこそ、きちんと時間を創って、その間に出来ることをどんどん見つけていくぞと。
ちなみにチラシもポスターも予告編も全部作り直す予定。
それももう手を付け始めていたりなんかして。
そういうことを一歩一歩やっております。やるしかねーだろ!
急いで次の上映館を見つけてとやっていれば、頭の中は営業全振りになるわけですけれども、そこを踏みとどまってね。そっちじゃないぞと。
それが一人でやっているとある一定の波で煮詰まってくるわけですな。
おほほほほほ。
キャッチコピーとかは、皆様の感想を全部書き出してその中からピックアップして更に磨き上げるようなことをしていたり。
やっぱり見てくださった方の言葉に嘘はないから。
そういうのも全部、公開前に創るのが本筋なわけだけれど。
幸い特別先行上映という形で上映出来たからこそ、出来るという。
これ、すげーことじゃんねって思っています。
でも、その、賞味期限的なものもあるとは思うのでありますよ。
やっぱり映画というのは意識しなくても時代性のようなものが映ってしまうわけで、タイミングを間違えるといけないとは思っていたり。
とは言え、充分な準備できる時間を確保した方がいいかとも思っていたり。
いずれにせよ、夏ぐらいまでは再上映の発表はないです。多分。
どうしても慌ててしまう自分も確かに存在しているのですけれど、夏ぐらいまでじっくりと検討時間を創るっていうのが大事だぞと思ってます、はい。
何をしようとしとるんだ、この人は?と思われるかもですけれど。
皆様の想像を一歩ぐらいははみ出すような。
そんな感じで行けたらなーみたいな。
なんかもう使命感にも似た感じで。
この作品を世に出すにはとかをずーーーっと四六時中考えています。
あれはやれないか、これはやれないか。
出来ないまでも誰か相談に乗ってくれないか。
そんなことを。
そして頭の中がぐつぐつと煮え始めて。
少しばかり焦げちゃって。
煮詰まるという、そんな次第です。
でもちょっと香ばしいぐらいが美味しいよね。
映画『演者』
企画 監督 脚本 小野寺隆一
音楽 吉田トオル
「ほんとう」はどちらなんですか?
◆終映◆
2023年3月25日(土)~31日(金)
K'sシネマ (東京・新宿)
2023年4月15日(土)16日(日)
シアターセブン(大阪・十三)
2023年4月15日(土)18日(火)21日(金)
名古屋シネマテーク(愛知・名古屋今池)
出演
藤井菜魚子/河原幸子/広田あきほ
中野圭/織田稚成/金子透
安藤聖/樋口真衣
大多和麦/西本早輝/小野寺隆一
撮影 橋本篤志 照明 鈴木馨悟 録音 高島良太
題字 豊田利晃 絵画 宮大也
スチール 砂田耕希 制作応援 素材提供 佐久間孝
製作・宣伝・配給 うずめき
【あらすじ】
昭和20年春、終戦直前のとある村。嶋田家に嫁いだ3人の女たち。
血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時不在の家を守り続けている。
家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。
やがて魔物が再び女たちの前に現れる。
世界は反転して、演技は見抜かれる。