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何かが生まれる場所

そうそう。ユーロスペースの近日公開作品ページ。

中々、痺れる。
ああ魅力的な作品群の中に「演者」!
やべぇな。これ。
うひひひひ。
テンション上がる。

このページ好きでさ。
このページの短い文章と作品個別ページの文章、読み比べたり。
予告を続けて見たり。
結構、しちゃうんだよな。
今、何やってんのかなぁって。
もちろん、他の映画館のも見るんだけど。
一番、最初にチェックしちゃうのはなんでなんだろ。
何か宝物を探すような感覚。

都内のミニシアターはそれぞれ特色がある。
この映画館はこっち系が多いとか色々。
地方のミニシアターは特色よりも雑多な感じ。
それはそれで面白い。
意外な作品が地方に拡がっていたりするのも見つけられる。
きっと映画ファンでも人によって好きな映画館とかあるのだろうなぁ。
なんとなく波長があったりさ。あわなかったりさ。
なんだろね。不思議。
この映画館がその並びなの違和感!とかもたまにある。

資本主義社会ってさ、それこそあの車の会社の問題とか、芸能の問題とか、マスコミの問題とかさ、問題の中心にあるのは利益中心主義だよなぁって思うわけです。
利益があれば正義みたいな考え方がどうしたって圧倒的に強い。
そりゃ利益があれば旨いものも食えるし、いい酒も飲めるしさ。
だから簡単に社会倫理とか法律とかを利益中心主義が追い越して問題になる。
映画だってもちろんこの社会にいる限りそこからは逃れられないし、利益がなければ業界が衰退していくわけだけれど。
でもなんだろう。あ、利益が中心軸にないなって感じるというか。
そりゃ映画だもん。心だべ。
損して得取れみたいなことじゃなくてさ。
得かどうかじゃないだろ?みたいな。
そういう姿勢を感じるんだよ、ぼかぁ、そう思うんだよ。
そういうラインナップだなって感じるんだよ。

作られたブームとかじゃなくてさ。
生まれたムーブメントだろうと。
なんとなく今はどんなブームもどこかに演出家がいるような気配がしてしまうんだけれど。
SNSから生まれたとかさ、やっぱり何かそういうのは待たれていて。
そういう何かが生まれる場所って、姿勢があるよなって思う。
特色がある映画館ってさ、それがあるんだよ。感じるんだよ、うん。

どんな映画館だって素敵だし、好きですよ。はい。
利益を追求することが間違っているとも思っていないですし。
シネコンだって行きますし。
でも、先行で上映した時に話した映画館の皆様でもそうだけどさ。
そこに何かがあるっていうのは、僕個人が好きなわけです。
ああ、ここでやることに意味があるよなぁと感じるのであります。

改めまして痺れている次第です。


映画『演者』
企画 監督 脚本 小野寺隆一
音楽 吉田トオル
題字 豊田利晃

「嘘ばかりの世界」だ
  「ほんとう」はどこにある

【上映館】
・2023年11月18日(土)より
ユーロスペース(東京・渋谷)
http://www.eurospace.co.jp/
劇場窓口にて特別鑑賞券発売中
先着50名様サイン入りポストカード付

出演
藤井菜魚子 河原幸子 広田あきほ
中野圭 織田稚成 金子透
安藤聖 樋口真衣
大多和麦 西本早輝 小野寺隆一

撮影 橋本篤志 照明 鈴木馨悟
録音 高島良太 絵画 宮大也
スチール 砂田耕希
制作応援 素材提供 佐久間孝
製作・宣伝・配給 うずめき

【あらすじ】
昭和20年春、終戦直前のとある村。嶋田家に嫁いだ3人の女たち。
血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時不在の家を守り続けている。

家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。

やがて魔物が再び女たちの前に現れる。
世界は反転して、演技は見抜かれる。

◆終映(特別限定先行上映)◆
・2023年4月15日(土)16日(日)※限定2日間
シアターセブン(大阪・十三)
・2023年4月15日(土)18日(火)21日(金)※限定3日間
名古屋シネマテーク(愛知・名古屋今池)
・2023年3月25日(土)~31日(金) ※限定1週間
K'sシネマ (東京・新宿)

投げ銭は全て「演者」映画化計画に使用させていただきます。