かいーの
日帰り手術して縫った箇所に塗り薬を塗ってガーゼを当ててテープで止めるということを繰り返す。
塗り薬は一日一回と書かれてはいるけれどテープの糊がどうしても痒くなって剥がしたくなるから、剥がしてウェットティッシュで拭き取って再度張り替えたりしている。
これはなかなかの苦行だなぁ。むず痒いったらありゃしない。
膿まないように抗生物質なんかも飲んでいる。
まぁ大したことはないんだけど、ないなりにダメージも残っているのかと思い始めている。
そりゃあそうか。メス入れて摘出して内側も縫ってるし。
絶賛、細胞たちは秒単位で修復作業をしているわけです。
絆創膏でもいいんじゃね?とか思っていたけど血漿とかがやっぱり出ているからガーゼじゃないとダメなのねと理解した。
絆創膏のガーゼじゃさすがに小さすぎてにじみでる水分やわずかな血液をフォローしきれないのか。
今、ようやく傷口が痒い状態になりまして、余計に肉体の修復のスピードを実感しております。
実際、この程度の傷なら大したことはないんだろうけれど、多少の体力なんかは持っていかれているのかな。
まぁ、そんなことを言いだしたら母親の手術跡の傷なんか何針だよ!状態だったんだけれどもね。
あれって実はかなり体力を持っていかれているんだろうなぁって自分でも同時期に実感できて良かったよ。
なんせ皮膚越えて肉越えて骨だもんなあ。
見えにくい所ではあるのだけれど。
手術跡が残ったら、宇宙人にICチップを埋め込まれたことにしよう。
耳の後ろとか、顎の下とか、なんかそれっぽいでしょ。サイズ的にも。
それなりのストーリーも考えておかなくちゃだ。
光に包まれて数時間記憶がない系のやつ。
いつもとは違う時間帯に急に睡魔が飛んできた。
なるほど、そんな感じか。
刻一刻と肉体がその状況には慣れていく。
人間て頭部に感覚器官が集中しているもんで、とてもダイレクトでわかりやすい。首に違和感があるのって可動部でもあるから中々面白い。
今日も寝ているうちに剥がしたりしませぬように。