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可動部の内側

顎の付け根の手術跡の抜糸をした。
外側5針。内側も縫ったらしいけれどその糸は溶けるらしい。
ようやくガーゼ&テープ生活から脱却だぜと思いきや。
抜糸した所にテープを貼られた。そりゃそうか。
見えるとこだとずっと貼り続けなくちゃいけないみたいだけども、今回はあまり見えるところでもないからか、剥がれたらそれで終わりでいいですよとのこと。

摘出した腫瘍の病理検査も終わっていた。
無論、なんの問題もないただのデキモノだったらしい。
結構、内側は大きかったんだなー。

本来は貼られたテープは一週間ぐらいはついているようだけど。
今回の場合は髭があり、かつ可動部だからすぐに剥がれるみたいだ。
でも問題ないんだってさ。剥がれたらもうそれでいい。
ついててもそのままシャワーしちゃって大丈夫ですからと。
2枚貼られていたのだけれど、一晩寝ていたら1枚剥がれた。
そして、今さっき、もう1枚もデロンとなって剥がれた。
おお。これでテープ生活は終了だ。良かった。

可動部にテープが貼ってあるのは想像以上に不快だった。
それも関節の内側の縮む側だからさあ。
顎と首の境目だとなんかイメージしにくいけれど。
膝の裏とか肘の裏とか、脇の下とかならイメージしやすい。
可動部の外側の伸びる側じゃなくて内側だったからさ。
テープが動くたびにぐにゃりとたわむわけですよ。
なんか糊もうっすら痒いから、動く場所は不快でさ。
ああ。剥がしてしまいたい。とっちまおうかな。
そんな自分との闘いでございました。

まぁそんな箇所だから縫い跡も見えにくいのだけれどもね。

ちなみにですね。
関節の内側。膝裏でも脇下でも、もちろん首もですけれど。
いわゆる急所というやつです。
動脈や神経の太い束が関節の構造もあって比較的表層の近くにある。
剣術なんかでの急所でも書かれていたりする。
一番メジャーなのは手首の内側になるのかな。
やっぱそういう箇所は少し敏感なのだなぁと改めて感心したわけです。

動きがある場所の裏は急所。
なんだか物語だとか芝居にも通じますね。
無理矢理か?

クソ暑くなる前にガーゼを取っ払えて良かったっす。

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小野寺隆一
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