映画『演者』公開まで残り2日
予約開始
上映日の3日前から予約開始。
いつも舞台は一カ月半前からの予約だったから不思議な感覚。
目前にして予約が始まるという二重の緊張。
予約開始と同時に埋まっていく席。
始まったと思って床について、目覚めてから見ると既にアイコンが[残り半数]の表示に切り替わっていた。
それから確認するたびに席が埋まっている。
3日という期間がどうにもつかめないからこれが順調なのかそうじゃないのかまではわからないのだけれど、どちらにせよ席が埋まっていくことがどういうことなのか実感するたびに心が震える。
この一週間がこれからを決めるのかと思うと冷や汗も流れる。
二日目も予約開始
二日目の26日(日)のチケットも予約開始。
始まっているかなと覗きに行ったらすでに予約が入っていた。
まだ開始1分なのに!?と驚く。
皆様、ありがとうございます。
中にはまだ迷っていたり、誰かを誘っている最中だったり、予約まではしていない方もいると思うのです。
アイコンがもし赤い[残りわずか]になったらご注意くださいませ。
残りわずかになると一気に予約が加速するというのを何度かみてきているのです。
座席表の座席が一枡ずつ赤くなっていって。
でもそれがどこの誰なのかもわからなくって。
ああ、あの人には会えるのかな。
あの人たちはちゃんと気付いているかな。
もしかしたら日程的に来れない人もいるのかな。
と、色々なことを思います。
たくさんの告知
Twitterやインスタで、何人もの方が告知をしてくださっている。
うまく見つけられていないのもあるかもしれないけれど。
既に試写会で観てくださった方もいれば、これから初めてという方まで。
そんな皆様が映画『演者』を告知してくださっている。
そしてたくさんの方が情報の拡散もしてくださっている。
これってすごいすごいことだ。
だって公開前なんだから!!
たった一つの応援だけでもすごいのに。
毎回感動してしまう。わ!って声が出る。
すげぇ、すげぇよって思っている。
だってさ。演劇を始めたばかりの頃は友達に手紙を書いたりさ。
チラシをもって友人と飲みに行ったりさ。
誰かが告知してくれるなんてことは絶対になかったしさ。
親戚に来てくださいなんて連絡をしたりさ。
あの頃の僕はこんなことは想像も出来なかったんじゃないか。
もちろん今も友人にも連絡はしているんだけれど。
そういう範囲じゃなく拡がっていくということは当たり前じゃない信じられないような奇跡だぜって思うよ。
それに応えられるだけの人間でありたいと強く思う。
名もなき映画だけれど
名前のない監督、名前のないキャスト、名もなき映画。
世間的にはだけどね。
そんな作品が出来ることなんて確かに限られている。
でも僕たちはいつの間にか名前をもらっている。
世間的には無名でも、誰かの心に残っている。
まるで映画のように誰かの頭の中に生きている。
情けないことを言えばこの映画『演者』は僕や僕たちだけの力では成功することは絶対にない。正直それはわかっている。
応援してくださる方がいるから成り立っている。
でも僕はそれこそが最高だと信じている。
量産されたモノを売るんじゃなくて、ハンドメイドな心を届けるのだから。
それ以上はないし、だったらそれ以外には目もくれない。
そのやり方が正しいかどうかじゃなくて、そうすると決めた。
感謝と祈り。それだけで押し通していく。
どこまで映画ファンに届いているのかもわからないけれど。
どこまでたくさんの人に届いていくのかもわからないけれど。
僕は何よりも信じられるものだけで進む。
そうじゃないと嘘になるから。
今日までの感動が全部うそみたいになっちゃうから。
どうかお願いします。
どうかお願いします。
映画『演者』を観に来てください。
必ず心に残る何かがこの作品にあると自負しています。
必ず心が動く作品です。
ほんの少しだけ時間をください。
元気玉じゃないけれど。
皆様の力が必要なのです。
ひとつひとつの心の動きが集まって。
大きな大きな奇跡のような瞬間が生まれると感じているのです。
僕は連日、新宿に通います。
皆様の顔を見たいからです。
皆様の体温を感じたいからです。
笑顔や涙や、心を感じたいからです。
そして。
この映画に出演しているキャストにスクリーンで出会ってください。
俳優たちの「演者」としてのたたずまいはきっと心に沁み込んでいくでしょう。
豊潤な才能を持ち、何年も何十年も芝居を続けてきた純粋な何かをきっと見つけるでしょう。
目の前の誰かに少しでも楽しんでもらえるようにばかり考えてきた、おかしな職人のような俳優たちです。
僕はこのキャストが皆様の心に生きることが出来ると信じています。
もう2日前だ。
心がはやって仕方がないです。
待ち遠しいです。
皆様にお会いできることを心待ちにしています。
映画『演者』
企画 監督 脚本 小野寺隆一
音楽 吉田トオル
「ほんとう」はどちらなんですか?
2023年3月25日(土)~31日(金)
※各日程 18:35から上映
K'sシネマ (東京・新宿)
2023年4月15日(土)18日(火)21日(金)
各回10時から上映
名古屋シネマテーク(愛知・名古屋今池)
出演
藤井菜魚子/河原幸子/広田あきほ
中野圭/織田稚成/金子透
安藤聖/樋口真衣
大多和麦/西本早輝/小野寺隆一
撮影 橋本篤志 照明 鈴木馨悟 録音 高島良太
題字 豊田利晃 絵画 宮大也
スチール 砂田耕希 制作応援 素材提供 佐久間孝
製作・宣伝・配給 うずめき
【あらすじ】
昭和20年春、終戦直前のとある村。嶋田家に嫁いだ3人の女たち。
血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時不在の家を守り続けている。
家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。
やがて魔物が再び女たちの前に現れる。
世界は反転して、演技は見抜かれる。
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