日記みたいなもので...
キックオフまで、3時間。
この日は東京での試合だったため、自宅から向かうことに。朝食はマフィン。目玉焼きの黄身を、盛大に皿の上にこぼしながら、英気を養う。スタジアムは幸いにも、家から40分ほどで到着する場所にあるので、時間に合わせて家を出ました。
前日に天気予報を確認したところ、昼には気温が22度になるとのことで、チームからいただいた半袖シャツを着て、その上にチームスタッフのジャージ(こちらもいただいたもの)を着ることに。しかしながら、最寄り駅に着く頃には後悔。「今日、ジャージは要らなかったな…」。
電車に乗って移動中、車内にはスーツの方もいらっしゃる。そうか、土曜でも仕事の人はいるよな。と思った矢先、自分もその日は仕事であることを思い出しました。楽しいこと、好きなことを少しずつ仕事にできていることは、ちょっとした誇りです。失礼ながら、こちらはジャージですが…!
ほどなくして、スタジアムの最寄駅に到着。やっぱり暑い…。この時点で、試合中は半袖になることを決意しました。キックオフまで、2時間35分。
駅前のマックが、朝食べたマフィンを思い出させます(朝マックを食べたことは、ありません)。
飲み物を持っていなかったので、道すがらのコンビニでポカリスエットを購入。迷うことなく900mlをチョイス。これからの季節、試合の日はポカリと決めました。
スタジアムへの道中も写真を撮り続けます。基本的に撮影の時は、カメラは2台で臨んでいるのですが、最近は1台を首から下げて移動するスタイル。写真が撮りたいからっていう単純な理由からです。そんな訳で、駅からの道中でも目についたものを撮りながら歩きます。
そうこうしている間に到着。この日の試合会場は、こちら。
駒沢オリンピック公園。去年、ラクロスの試合を撮らせてもらった時以来な気がします。
そして、すこぶる良い天気。朝から多数のランナー達。さすが駒沢公園。さすがオリンピック公園。
もうほぼ散りかけになりつつある関東の桜。そういえば、写真を始めてからというもの、桜の写真はほとんど撮ったことがありませんでした。
今年も撮らずに散ったなあと思っていた矢先、立派な桜の木が…!通り過ぎかけたところを、後ろ髪を鷲掴みにされたので、戻って撮影。
ようやく、スタジアムに到着。
中継車は、意外とデカいです。普通免許では、運転できないんだろうなあ、と身も蓋もないことを考えていました。
スタジアムは、チラッと見えるだけでもデカいです。
しかし、ガッツリ見えると、もっとデカい。スタジアムって独特の雰囲気がある気がするんです。うまく言えないですが、特別感のある感じ。やっぱりスポーツって良いよなあと思います。
サクッと受付を済ませて中に入ろう。と思いきや、受付の場所が分からない…。時間に余裕を持って来て正解でした。とりあえず、スタジアムの周りをぐるっと歩きながら探してみることにしました。
風に靡くチームフラッグ。思わず撮りたくなる光景だったので、角度を見定めて2枚ほど。この日は、風が強かったです。
ちょうど半周したものの、受付は未だ見つからず…。歩き続けていると、多数のランナー達とすれ違いました。おそらく、逆走していたんだと思います。大変失礼いたしました。
スタジアムの周りをおよそ350度回ったところで、報道受付を発見。完全に回る方向を間違えた…。でも、フラッグも桜も撮れたから、良しとしよう!
「〇〇のチームフォトグラファーの方ですね?書類だけ書いてもらったらOKなので、すみませんが、お願いします。」と受付に着くなり案内をしていただきました。受付は、これまでの試合の中で最もスムーズだった様に感じます。
メディア控え室に到着。席は自由なので、コンセントが近い位置を確保。人影はありませんが、2つ前の席には既に荷物が置いてありました。相手チームのフォトグラファーさんの荷物なんだろうな、と椅子に掛けられたパーカーを見て察しました。実際、ビンゴでした。
自分も机の上にパソコンを広げ、カメラの準備を進めます。忘れ物無し。天気良好。気合も充分。いざ、グラウンドへ。
試合前、試合中、試合後と多くの写真を撮らせてもらいました。この辺りが、撮影させてもらった写真でチームのSNSに投稿されたものです。
何か少しでも心に響くものがあれば、幸いです。
来週の試合に向けて、また準備を始めます。
来週は、大阪でホストゲームの撮影です。
2022.04.10
小野大介