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100回目の夏にふさわしい活躍!2024年夏季氷彫刻活動まとめ


昨年はいつもより長く、暑い夏でした!

さて昨年2024年夏の関東では、栃木県で41℃、東京は7月29日に最高気温37.3℃を記録、また11月19日に都心で気温が30℃に達して、ここ140年間で最も遅い真夏日を迎えるなど、例年よりもとても長く暑い夏になりました。
その影響もあり、飲食用・非飲食用を問わず、氷の需要が高まり、嬉しい悲鳴をあげるほどでした。

さらに昨年はありがたいことに、非常に多くの方々に小野田商店の氷彫刻をご覧いただく機会に恵まれました!

特に氷彫刻では、イベントでの実演やプロモーション用の製作だけでなく墨田工場の渡邊が氷彫刻の大会に出場しました!
創業100周年目の記念すべき年にふさわしい活躍を、皆様にお見せすることができたかなと感じております。

氷彫刻のキッカケ

コロナ禍に直面し、何か新しいことを始めなければと小野田商店がアイスアートを本格的に始めたのが2022年夏のこと。

氷彫刻師 小野恒夫さんによるパフォーマンス

社員に氷彫刻の経験者がいなかった小野田商店では、その道で大変活躍されている氷彫師の小野恒夫さんにご指導いただき、氷彫刻活動を始めました。

思えば小野田商店が氷彫刻の取り組みを初めてすぐは氷にドリルで花の彫り込みなどを入れるタイプ(小野田商店では氷彫華と呼んでいます)からのスタートでしたが、2023年の始めには早くも実演の依頼を頂けました。そして立体物の氷彫刻も、2023年秋の渋谷ふるさとフェスティバルの際には、多くの方の前でパフォーマンスを実施しました。

左:ららぽーと豊洲にて初めてパフォーマンス披露した氷彫華
右:ふるさと渋谷フェスティバル2023にて披露した氷彫刻

そして昨年は氷彫刻に関する多くのご依頼を頂くとともに、小野田商店社員から初めて氷彫刻大会へ参加しました。

わたしたちがわずか2年でここまで来ることができたことは、一広報担当としても感慨深いものがあります。
それでは昨年の氷彫刻活動を振り返っていきます!

初の氷彫刻大会出場!

全日本氷彫創美会主催の第41回 夏季全国氷彫刻展、
毎年上野で開催されるNPO法人日本氷彫刻会主催の夏季全国氷彫刻展とは異なります。

記念すべき初参加となった大会は「第41回 夏季全国氷彫刻展」。
多摩地区最大の夏祭り、八王子まつりのプレイベントとして8月2日に行われました。

氷バサミを使って大きな氷が会場に運びこまれていました。

全国から主にホテルの司厨士(厨房で働く職人)の方を中心に、氷彫刻のビギナーからエキスパートまで揃う大会でした。

この大会で当社社員が題材としたのは「琉金」、躍動感ある氷の金魚を1時間以内に彫りあげていきます。
レギュレーションとしての制限時間も迫る中、それ以上の実質的なタイムリミットとして襲い掛かるのが8月の猛烈な暑さ。
この日は都内のほとんどが35℃以上の猛暑に見舞われたこともあり、どんどん融けて壊れやすく、滑りやすくなっていく氷との格闘となりました。

作成中の琉金。流れ続ける融水で敷いた布が透けています。
また既に氷の台座部分にクラック(ひび)が生じています。

氷にとって過酷な環境下にありながらも、制限時間内に見事な氷の金魚が完成しました。
夏厳しい日差しを受けて、キラキラと形を失いながら輝いている氷彫刻は、まさに桜や紅葉に通じる日本の美学「もののあはれ」そのものです。

完成した「琉金」

この大会で見事な作品を披露した渡邊によると、暑さを考慮して急遽デザインの一部を変更(金魚のバックにある水草の数を減らす)するなどの工夫があったそうです。

第41回 夏季全国氷彫刻展に参加した当社社員の渡邊 和幸

また、初の大会参加にもかかわらず9位入賞という大健闘となりました。
暑さによる過酷なコンディションの中、見事結果を出したことに広報担当としても大変感服しました。

第41回 夏季全国氷彫刻展の表彰状

また、この3ヶ月後に群馬県高崎市で開催された「第3回 氷彫刻高崎大会」にも渡邊が参加しました。

今大会は96回に渡って開催されてきた歴史ある「高崎えびす講市」という祭りの一環として行われるイベントですが、まだ3回目と比較的新しい大会となります。
参加者の募集が行われる中で、氷彫刻で繋がりのある方からお声がけ頂いた形で渡邊の参加が実現したそうです。

今回三回目となる比較的新しい氷彫刻の大会です。

今大会では入賞こそ逃しましたが、この僅かな期間でますますディティールが上がっていることに驚きました!
8月の大会で暑さによるデザインの変更があった影響もありますが、それを考慮しても全体の躍動感などが大幅にアップしているように、広報担当としては感じました。

関西にも進出、氷彫刻の実演パフォーマンス!

また、昨年は氷彫刻のパフォーマンスを披露する機会も非常に増えました。

特に今年は当社初の関西まで遠征しての氷彫刻のパフォーマンスを行うなど、幅広い活躍をすることとなりました。

イオンモール神戸北にて、氷彫刻パフォーマンスの様子
イオンモール神戸北にて氷彫刻を実演する彫刻担当の渡邊

また、一昨年に引き続きイオンモールふじみ野にて、氷のパフォーマンスイベント「ひんやりフェスタ」にて実演。
昨年同様、氷彫華の実演に加えて、ふるさと渋谷フェスティバルでも披露した熱帯魚の氷彫刻も、多くの歓声を頂けました。

イオンモールふじみ野にて行われた氷彫華パフォーマンスの様子
アイスアート作品とともに小野田商店の紹介もさせて頂きました。
イオンタウンふじみ野のご担当者様、本当にありがとうございました!

昨年の「ひんやりフェスタ」が好評を頂けたようで、こうして連続したイベントにできたことを大変嬉しく思います。

ショッピングモールでの氷彫刻パフォーマンスでは、観客に子供が多いこともあるのか、大会で作品が完成したときよりも分かりやすい歓声を頂けることが多い印象もあり広報担当としてもモチベーションの上がる体験でした。

なんと、昨年披露した氷彫華の作品をイオンタウンふじみ野ご担当者様が保存してくれてました。
すっかり縮みながらも原型を保っています!

3年連続参加!ふるさと渋谷フェスティバル

2024年のふるさと渋谷フェスティバルにも参加しました。
東京都氷雪販売業生活衛生同業組合に協力させて頂く形で、今年は3回目となります。恒例のイベントとなってきています。

さて、前回は東京都氷雪販売業生活衛生同業組合から氷彫刻師による「氷のハチ公」が披露され、これが好評だったのか、イベントのメインビジュアルの中にも登場しています。
そして大変光栄なことに、今回この「氷のハチ公」は渡邊の担当となりました。

氷彫刻の師匠、小野恒夫さんの協力もありハチ公の製作が進んでいきました。
完成した氷のハチ公、大人の背丈以上あり迫力があります。

昨年のふるさと渋谷フェスティバルは、小野さんに師事する氷彫刻師や、名立たる大会で入賞してきた小阪 芳史さんなど多くの氷彫刻師が参加した一大イベントとなりました。

こうしたイベントで主役的な作品を当社社員に任せて頂いたことは大変光栄でした!
広報担当としても、今から2025年のふるさと渋谷フェスティバルがどんな盛り上がりのイベントとなるのか楽しみにしております!

アミューズメントパークで働いていた社員による、
バルーンアートの提供もありました。

小野田商店は個々の社員スキルを活かして活躍します!

今年12月に埼玉スタジアム某イベントにて披露した、氷彫刻の白鳥

小野田商店は決して社員数が多い会社とはいえないかもしれませんが、氷彫刻の活躍に代表されるように、その分一人一人のもつ固有のスキルを活かして活動しています。

今年も小野田商店は氷彫刻イベントに限らず、氷業界と皆様の笑顔に貢献しております!

氷彫刻パフォーマンスのご依頼等はこちらから




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