天然の氷アート「氷筍(ひょうじゅん)」!

画像1 先日、北海道のとある場所にて撮影した「氷筍(ひょうじゅん)」です。氷筍は洞窟に発生する逆さのつららのことで、名前の通り筍(タケノコ)のような形をしているため氷筍と言われています。
画像2 氷筍は洞窟の天井から少しずつ滴り落ちた水が凍って形成されるため、つららよりも透明な、ほぼ完全な単結晶になる傾向があります。しかし撮影場所は硫黄ガスの立ち込める特殊な環境であったせいか氷筍は白く濁りがちでした。
画像3 以前とある場所にて発見した、屋内の冷凍設備内に発生した氷筍にも似た氷は、こうして比べると天然の氷筍にそっくりです。
画像4 洞窟の奥の方には、青みがかった2~3mもある巨大な氷筍が立ち並んでいました。まさに天然のアートといった光景です。アートというのは人に魅せるために工夫を凝らして造られたものですが、誰の手によるでもなく、このような光景が人里離れた場所にひっそりと生まれているというのは、まさに神秘です。

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