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ムーミン谷のなかまたち シーズン3、1話 ネタバレなし感想

アニメ「ムーミン谷のなかまたち」シーズン3の日本公開を今か今かと待ちわびて、ついに我慢できなくなってDVDをeBayで購入しました。

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注文して21日後、イギリスから到着。価格は送料込み日本円で2936円でした。
DVDのリージョンは日本と同じ2なので、パソコンで問題なく視聴できました。
テレビでは見れないはずですが、もうテレビはコンセントから抜いたまま放置しているので、PCで見れればそれでよし。

早速1話を視聴したので、感想をネタバレなしで書いてみます。
ネタバレなしでどの程度面白い記事になるか分かりませんが、シーズン3を待ちわびてる方の参考になればいいなと思います。


公式の予告編


どこまでをネタバレとみなすかですが、まずは公式の1話予告編をご覧ください。

この予告編に出てきた内容は公開済み情報で、ネタバレではないとします。
それ以外のストーリーに関わる情報は、極力伏せ字を使ってネタバレ回避に努めます。

第1話のストーリー、ネタバレなし


ムーミン谷のなかまたち シーズン3 第1話「帰郷」
Moominvalley Season3 EP1 "Homecoming"

ムーミンママ、パパ、xxxxx、xxxはムーミン谷の船着き場に帰還すると、荒れ果てた様で誰も歓迎に来ない。
ムーミン屋敷のxもxxxx。屋敷の中はxxxxxxがxxxxいた。
xxxはxxでxxxxxxをxいxそうとするがうまくいかない。
谷のみんなは騒ぎ放題、xxxxxxがママたちにひと言言って逃げ出し、xxが待てと追いかける。
ママとパパはxxxxのxxxxを見つけ、やっと歓待だと期待するが、xxxxは預言者はどこ?と気がそぞろ。
預言者の正体はスニフだった。スニフは持っているxの教えに従い、谷のみんなに自由になれと説く。
xxxxxにはxxxxxxxが隠れていた。彼女によると、谷の堕落の元凶はスニフの持つxだと言う。
ママはxの中身を確かめようと決意。スニフの元へ向かうが、マネージャー気取りのxxxxはアポなしでは駄目とママに言う。
ママはxxxxxxxxから託されたxxをxxxxに渡し、引き換えにxを獲得。xxとそれはxxのxいたxだった。
xxxxxxxは規律をモットーとする団を引き連れて、スニフ派と対立する。xxはスニフ派へ加わる。
谷は分裂し、xxはxxxxxxxxで仲良くさせようとするが、xxxxxxxはxxxでxをxき、融和の構えを見せない。
両派からxxを受けたxxは、どちらxxxx、ただxをxxしてxとともにxxにxxxたいと告げてxxxをxする。
xxxxxは海岸でxxに「ムーミン谷はxxxxxxある」と言って立ち去る。
xxが谷に近づき、xxをxxたxxxxxxはxxを出て、xxにxけxり、xxのxを消す。
xxはここが潮時とxxする。
xxxxxxはxで去っていった。xxのxxxxxxがxx損ね、xxxと一緒になる。
xxはxxxxxにxxxはいらない、「xxを招くxxを許容してはいけない」と言う。
スニフはxxこそxxxだと言い、xをxへ投げ捨てると、xxがxxでキャッチする。
xxは諍いの元がxxであることを謝り、xへの敬意としてxxをxxxxえて屋敷へ向かう。
みんなはxxでやっとみんなxxxxと言うが、xxxxはxxxxxxxxがxxいとxxxに言う。

視聴1回目、思ったこと


まずは字幕なしで観てみました。あ、音声は英語のみでもちろん日本語音声は収録されていません。

理解度は30~40%。意外と聞き取れなかったです。細かいセリフの端々がちっとも聞き取れないなあと感じました。
楽しめたか否かというと楽しめたんですが、リスニング力は不足ぎみですね。

今話は谷の分断に立ち向かい、xxを模索するママが主人公となっています。
ただママの奮闘は結局成功か失敗か初回はよく分からなかったです。
ニョロニョロの役割とかパパの役割とかいまいち不明で、あとスニフの動機は何?と思いました。

最後に一件落着という感じだったが、なぜそうなったか理解できなくて、それぞれのキャラの思惑などが不明で、リスニングまだまだだなあと痛感しました。

原作コミックスと比較


今話はコミックスNo.8「預言者あらわる」が原作。
コミックスは読んだことあるものの、内容は忘れてるので再読しました。

二人の預言者が極端な生き方を薦めるものの、ムーミントロールやムーミンパパはうまく適応できず振り回されるという展開で、アニメとは全く違う話になってます。
しかし最後にムーミンママが二人の仲裁に入り、ママがキーパーソンになっているところはアニメと一緒です。アニメはこの点を上手く膨らませたストーリーだと思いました。

視聴2回目、思ったこと


今度は英語字幕ありで見てみました。ちなみに英語字幕はセリフどおりのCC字幕です。これはかなり助かりました。

2回めに見終えて、理解度は80%ぐらい分かったと感じました。
谷の分裂が収まった理由もようやく分かりました。
xxxxxxが重要なことを言うのですが、字幕があるおかげで理解できて助かりました。

話が理解できたので、不満な点と、逆に良い点がはっきり浮かび上がってきました。

不満な点


<キャラが言葉で説明しちゃう>
分断よりxxを、というのが今話のメッセージなのですが、それをxxxxxxがセリフで語っちゃってます。

制作者の主義主張をキャラにセリフで代弁させるのってやっちゃいけないというか、結果的にレベルの低い作品に仕上がっちゃいますよね。
本来はお話の中でキャラの行動を通して、映像そのものの力で視聴者の心を動かさないといけないはずで、脚本・演出・監督、誰のアイデアかは分かりませんが、ちょっとクリエイターとしての自覚が足りないなあと思ってしまいました。

<スニフに動機が無い>
預言者、英語で「Wise One」はお話を転がし牽引していく役割を担っています。
原作ではゲストキャラだったのでこの役割をちゃんと担えたんですが、アニメではレギュラーメンバーのスニフがこの役を引き受けていて、そうなるとなぜそうするのかという動機が必要となりますが、それが不十分なのです。
そのため話の牽引役として引っ張る力が弱く、視聴者はいまいち話に乗っていけないという不都合が生じています。

<原作があの「ムーミン」>
これは第1話の、というよりこのアニメそのものの欠点とも言える問題になりますが、原作が既に世界的に有名っていうね。
宮崎駿みたいに一般人が知らないような原作を持ってきて、監督が好き勝手にいじくっちゃうなら視聴者の方も乗っていけるんですよ。監督ノリノリだなーよし来た!って観る方も前のめりになっちゃう。

でもムーミンの場合はそうはいきません。制作者の好き勝手ができない。観る方も制作者の自制心が透けて見えちゃう。
制作者が本当に心の底から訴えたい、たとえ皆に嫌われ憎まれてでもこれだけは伝えないといけない、そういう切羽詰まった本心本音のメッセージの吐露というのは「ムーミン」ではできない、これはもうそういう構造になっちゃってるから仕方ないですが、その構造を突き破るほどの切迫感は前2シリーズ及び第1話の今話からは伝わってこないですね。

ただまだシーズン3はこれからですから今後のエピソードを観てどう思うかは分かりませんが。

良かった点


<良くできたストーリー>
まず初っ端にムーミン谷が変わり果てていて、この先どうなるどうなる?と期待を持たせ、何やかや色んな騒動が巻き起こり、で最終的には一件落着でみんなでよかったねで終わる、でもちょっと待てと先が気になる…という中々よく考えられていて試行錯誤のあとが伺え、結構よくできたストーリーと言えます。
少なくとも私は見てる間は夢中になれました。

冷静に考えると不満な点も多々ありますが、なんだかんだで見ごたえがあり、第1話として十分合格点と言えるのではないでしょうか。

問題解決の糸口として、xをxxxxせてxxxうという方策の取り方も実際的・現実的でよいと感じました。

<原作準拠>
このアニメは前2シーズンからそうですが、原作とはまるで異なるストーリーが展開され、原作ファンとしてはちょっと複雑な心境になります。

まあ原作をそのまま映像化してもつまらないので良い面もあるのですが、改変具合に不満が湧き起こることもしばしば。
今回の第1話も原作をかなり改変していますが、ムーミンママがキーパーソンとなっているのは原作に沿っていて良いアイデアをチョイスしたなと思いました。

あとはxxxxxxがまずやっかいごとを引き起こすというのも原作にありがちなことなので、この点もスタッフ分かってるなと褒めたい所です。

<オールスターキャスト>
今話でよく見ると、xxxxxxxが登場してるんですね、まともなセリフは一言もないんですけど。このアニメ、レギュラーキャラを大事にするという姿勢が通底してるのがアットホームな感じで、ムーミンマニアでない一見さんに優しい態度と言えますね。

あとxxxxxが端役のように少し登場とか、xxxxxxxが大活躍とか、スニフを話の中心に据えたり、ニョロニョロやxxx、ヘムルたちなどなど、何気にオールスターキャストによる波乱万丈なストーリーとなっていて見ごたえあります。
各キャラがどんな活躍をするのかに注目して楽しむのも一興です。

そうそう、肝心のxxのxxxxxxxxがxxというのもいつもと違って新鮮で、これもまた一つの見どころと言えますね。

<安心感・安定感>
不満な点で挙げましたが、原作があの「ムーミン」というのはかなりのウィークポイントなのですが、逆に言うとムーミンだからこそ安心して見れる、ムーミンだからみんな観たいと思うという、長所でもあるわけです。

クオリティが一定していれば「ああやっぱムーミン面白いわ」となって信頼感に繋がるし、実際に前2シーズンは突出した点は無いものの安定した面白さを提供できていたので、ムーミンというブランドの持続繫栄には成功していました。

今回の第1話も決して大傑作とは言えないながらも、ムーミンとして十分合格点の範囲であり、ムーミン好きな人に「さあいつものムーミンですよ」と堂々と自信を持って安心感・安定感を味わってもらえる良い話だと思います。

その他の気づき


<張られた伏線>
今回第1話にしてあのxxxxxxがちらりと登場して驚きました。
あとxxxxxxがxxだけxxれて、ああこれが第x話に繋がるのかと先が気になります。
それと肝心のxxxxxxxxがxxなので、これまた先を気にさせるうまいつくりでした。
伏線を張って続きを気にさせるという上手いやり口ですね。この先への期待感が高まります。

<モブキャラ>
ムーミン谷の住人として、xxxっぽいのがいたのはおっ、と思いました。xいxと言っていいのかな?
あとxのxxxxxとか、なるべく既存のキャラを有効活用しようという意図なんですかね。ちょっとムーミン谷のイメージとは違うような気もしますが。

あとヘムル族も全員同じ顔でなくて細かな違いがあるのはよかったですね。全てのヘムルを注視したわけではないですが。
このアニメでは「ヘムル族」でなく全て「ヘムレン」という名前なのかな?ここらへん詳しい設定は知りませんが、小説の英語版では「ヘムル」という単語は出てこず全て「ヘムレン」という名になっています。

<総評>
今まで「ムーミン谷のなかまたち」ってアニメ、そんなでもないなー、ちょっといまいちだなあと思ってたんですが、今回の第1話を観て、ああなんだちゃんと面白いじゃん!と見直しました。
なんだかんだ言ってムーミンが好きな人なら十分満足いく出来だと思います。
見どころもいっぱいありますし、正直DVD買ってよかったです。全く損はしてません。

っていうかまだ1話しか見てませんけどね。もうここまで楽しめているという。
この先非常に楽しみです。期待が持てる第1話でした。

日本でのシーズン3公開はまだまだ先になると思われます。
英語勉強を兼ねて、あなたもシーズン3をお先に観てみてはいかがでしょうか?

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