邪念詩その6「Dive To Live 」
邪念詩とは
音楽好き芸人ジョニー小野が提唱する、「っぽい」歌詞である。創作意欲の源泉は「邪念」であり、そこから生み出される詩は、メロディが無くてもモンスターのように生命を得るのだ。
今回の解説
ビジュアル系バンドのメロディアスなロックの要素を抽出し構成した。
特徴として
・何らかの風が吹いている
・何らかのものをまとって、未来に飛び立とうとする
・色褪せたら鮮やかだったり、色彩に言及しがち。インスタの画質変更のようなものである。
・夢は限りなく、想いは叶わず、愛は切なく、あなたは優しい
といった点があげられる。これらを散りばめながら、サビ前には「?」を配置して、聞き手への問いかけをしている。これは、「サビにその答えがある」と思わせる事によって気持ちを盛り上げる効果がある。歌詞における「ブリッジ」としての効果を狙ったものである。
タイトルは、あえて歌詞には出てこないワードを使った。歌詞全体に「何らかの流れの中にいる感」をざっくり直訳してタイトルとした。韻を踏む事で楽曲のノリやグルーブ感を想起させる効果もある。楽曲など無いのだが。
Dive To Live
切ない光の中 生まれたての風が吹く
優しく手を振る あなたを見つめてた
果てしない夜空に羽ばたく 透明な未来に
どっちでもいいさなんて
いつまで言ってるの?
色褪せた昨日に サヨナラを告げて
限りない夢 まとって羽ばたこう
高鳴る鼓動に 戸惑わないで
絶望なんてもう 置き去りにしたから
叶わぬ想いにも いつか終わりがくる
懐かしい季節に あなたは微笑んで
奪われたくない 虹色の誘惑を
永遠に奏でてるって
いつから思ってた?
巡り来る季節に 想い出を乗せて
愛の輝きを まとって羽ばたこう
押し寄せる未来に 戸惑わないで
眠れぬ月さえ 置き去りにしたから
(間奏)
色褪せた昨日に サヨナラを告げて
限りない夢 まとって羽ばたこう
高鳴る鼓動に 戸惑わないで
絶望なんてもう 置き去りにしたから