『走る×ミット打ち』での、ミット打ちの順番には理由があるんです。
「走る」にミット打ちでコミットする!(笑)
『動きのレベルアップコーチング指南役』
小野明洋です。
先日行った、
小野道場「走る×ミット打ち」
ストライクムーブメントセミナー
にて、こんな感想をいただきました。
「ただのミット打ちじゃない!」
「走ることに関して、ヒントをもらいました!」
「やってることは難しかったけど、楽しかった!」
皆さん、良い感想をありがとうございます!
そうなんです。ストライクムーブメントはただのミット打ちではなく、明確な目的を持ってミット打ちエクササイズの構成をしています。
そして難しいことをあえてやりながら、それも楽しんで動きのヒントを自分で感じてもらうというのを目標にしています。
ということで、今回の記事では、
「走る×ミット打ち」
に関してミット打ちエクササイズの順番であったり、何を目標に行っているのかを説明したいと思います。
○『走る×ミット打ち』の目標
「走る×ミット打ち」で達成したい目標。
もちろんそれは、走ることに関するパフォーマンスの向上です。なので当然、走りに直結するミット打ちエクササイズを行います。ただそのエクササイズも、順番を間違えると、期待したほどの効果が現れないこともあります。
クライアントさんが望む結果を、しっかり出せるようにする構成や順番を考える必要があるわけです。
「走る×ミット打ち」では、僕の中でミット打ちの順番が明確に存在します。
○まずは動画で確認
・フックパンチ(※有料記事)
・膝蹴り(※無料記事)
・アッパーパンチ(※有料記事)
有料記事にも無料で見られる動画をつけているので、どのようにミット打ちをおこなっているのか、少しは理解してもらえると思います。
そして、この動画(記事)の順番、
フック系 → 膝蹴り系 → アッパー系
が、僕の中での「走る×ミット打ち」で行うミット打ちの明確な順番になります。
○なぜ、「フックパンチ → 膝蹴り → アッパーパンチ」の順番なのか
「走る×ミット打ち」
に関しては、ミット打ちエクササイズは、
・フック系
・膝蹴り系
・アッパー系
の順番が明確にありますが、なぜこの順番なのか。
実は順番に色々理由がありますが、
・フックパンチ系ミット打ちで学びたいこと「引き込みと押し出し」
・膝蹴り系ミット打ちで学びたいこと「ヒップロック」
・アッパー系ミット打ちで学びたいこと「下肢と上肢(拳)の走るにおける連動」
を、それぞれのミット打ちでの達成目標と、自分の中では定義付けしています。そしてこの順番でやるとこで、ムーブメントファンダメンタルズ的な学習にも繋がると思っています。
実は今後の展開として、
「ストライクムーブメント:ミット受け講座」
をやろうと思っています。
その時に「走る×ミット打ち」ミット打ちエクササイズ構成のベースとしようと考えているくらい、この構成はムーブメントファンダメンタルズ的だと考えています。
・フックパンチ系ミット打ちで学びたいこと「引き込みと押し出し」
フックパンチ(前手)のエクササイズを行う際に注意したいのが、
ラテラルキャッチ / カット
です。横移動での、バックレッグ(外脚、以下BL)側股関節でのキャッチ/ブレーキと切り返し。
このキャッチの際に、きっちりBL側股関節を引き込めるのか、そして切り返しプッシュの際に股関節を押し出せるのか。そこが課題になってきます。
・引き込み
・押し出し
を習得するのにピッタリなのが、フック系のストライクムーブメントだとおもっています。
フック系ミット打ちは股関節回旋系の動きとなりますが、回旋系だから股関節を回旋させにいく、のではなく、あくまで伸展の動きの中で回旋の要素が大きく出てくるというポイントは押さえておきたいところです。
ちなみに「引き込みと押し出し」の連続性をフックパンチの連打で習得することができると思っていますが、それは片側の股関節だけでの話になるので、両足となると工夫が必要になっています。
それは僕のInstagramなどに載せているはずなので、投稿の中からぜひ探し出してご覧になってください。
もちろん、note有料記事でも言及していますので、流れや説明も知りたい方は、ぜひ有料記事をご購入ください!
・膝蹴り系ミット打ちで学びたいこと「ヒップロック」
引き込みと押し出しができるようになったら、遊脚側股関節のヒップロック達成のためのトレーニングを行いたいところ。
それが膝蹴り系のストライクムーブメントです。
誘客側の股関節で完結する話ではなく、支持脚と遊脚が動きの中でそれぞれ「押し出し、引き込み」を連動させながら行われ「ヒップロック」が達成されます。
ここで注意したいのが、蹴り足(遊脚)側の股関節が押し出されるエラーが起きやすいこと。
膝蹴りのイメージに膝を前に出す動きを持っている方が多いようで、このようなエラーが起こるのだと思います。
ちなみに僕は、蹴り足側の股関節を押し出す膝蹴りは自分の選択肢の中には無く、至近距離/首相撲からの膝頭を鋭角に入れる膝蹴りなので、必然的に股関節を引き込む必要があったわけです。
だからこそ、僕は膝蹴りとムーブメントファンダメンタルズを結び付けやすかったのかもしれません。
とはいえ、やはり膝蹴り系のストライクムーブメントは、エラーが出やすいのは間違いないです。
そんな中でも、後ろに下がりながらの膝蹴りウォークなどは、比較的引き込みが作りやすいエクササイズではないかと思います。
実際、某大学の陸上部で膝蹴りマーチやアッパーパンチマーチをやった時に、前後に動いた場合に、
「後ろに下がった方がやりやすいし、引き込みやすい」
というフィードバックをもらいました。
一般的には後ろに下がりながらのそれは難易度が高く苦戦する人が多いのですが、陸上選手は逆なのかと面白く思いました。
このように、ヒップロックの達成に有効な膝蹴り系ストライクムーブメント。ヒップロックにお悩みの方は、トレーニングにぜひ膝蹴りを取り入れてみてください!
こちらの動画は無料で視聴できますので、ご参考にぜひ!
・アッパー系ミット打ちで学びたいこと「下肢と上肢(拳)の走るにおける連動」
足裏トライポッドでの踏み感。床反力の利用。腕振り(パンチ)と下肢の連動。
などを一番感じられるのが、アッパーパンチ系のストライクムーブメントではないでしょうか。
フックで作った「引き込みと押し出し」。
膝蹴りで作った「ヒップロック」。
これらを活用して、走るという動きにする。
その時にアッパーパンチを利用して床反力を感じ、腕の動きと連動させる。
などなど「走る×ミット打ち」で、アッパー系ミット打ちは実際に走るに繋げるための重要なものとなっています。
こちらの動画も有料記事での紹介ですが、最初の一つは無料で視聴できますので、参考までにどうぞ。
○まとめ
以上の理由から、僕は「走る×ミット打ち」ではこの順番でストライクムーブメントを実施しています。
ちなみに一年以上前に「走る×ミット打ち」を開催した時に、
・フック系ストライクムーブメント実施後
・アッパー系ストライクムーブメント実施後
それぞれで走りの感覚を確認してもらったんですが、それぞれ違った感覚が生まれたようで面白い結果となりました。
どんな感覚の違いだったのかは、またの機会に記事にしたいと思いますが、その時も、
フック系 → 膝蹴り系 → アッパー系
の順番が良いだろうと思ったことでした。
「走る」に関して新たな刺激が入るトレーニングをお探しの方、最初はシャドーでも良いと思いますので、動画を参考にストライクムーブメントをお試しください。
実際にミットを打ってみたい方は、勇気を出して(笑)ぜひ僕までご連絡ください!
○お問い合わせ
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