助けてと言えない長女の話
私はいつもいつも、末っ子の甘え上手な女性に恋人を奪われてきました。という話をしようと思います。
甘えられないのはいつからか子供の頃、近所に「ゆりちゃん」という声も顔も可愛い女の子がいました。可愛い声で何か言うと、大人が思い通りに動いている。可愛いポーズを取ると、大人が喜ぶ。そんな様子を見ていて、顔面偏差値の低い私は子供なりに「あれを真似するのが正解」と本能で感じたのでしょう。ゆりちゃんの真似に勤しみはじめました。しかし「ぶりっこするな!気持ち悪い!」と母親に怒鳴られた記憶が