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DMM TV オリジナル「incidents"2」感想

DMMTVに再入会し、大脱出と共に楽しみにしていたオリジナル作品。

1も相当良かったからなぁ‥と思いながら見始めたのだが、大脱出と同じで2の方がより作品としての面白みが増していたので驚いた。

1番良かったのが、構成だ。
1はコントを先行して考え、それらを全部無理やり繋げて最後のオチに持って行った感じがあった。だから、一個一個のコントが爆発的に面白い代わりに、作品全体の構成としては、ちょっと無理矢理感が否めなかった。

しかし、今回は大枠のストーリーありきでコントが作られている感じがした。なので、コントに笑いながら、そのまま地続きでストーリーにも入り込めたので、めちゃくちゃストレスなく見れて最高だった。

そして、展開も6話に詰め込める限界量が詰め込まれていたので、全く飽きることがなかった。

ヤクザに脅されて銀行強盗することになり、その計画の実行中に1人また1人と裏切り者であることが明かされていき、そして結局全員クズ同士だから裏切りが上手くいかず、仕方なく全員で一致団結して逃げることになり、最後に今回の話のキーパーソンである加藤浩次さん伊藤健太郎さんご両人の正体の種明かしがあって、クライマックス。
ずーっと裏切り展開の繰り返しだったので、見ていて単純に楽しかった。

そして、コントの面白さも消えていなかったので、ストーリーにもより引き込まれた2は、1を超えて傑作だったと思う。

演技に関して言えば、加藤浩次さんがめちゃくちゃ良かった。本物のヤクザなのかと思うくらい迫力・凄みがあり、見応えがあった。

そして、クライマックスで加藤浩次さんと対峙して全く引けを取らないオーラを出す伊藤健太郎さんも、本当にすごい役者さんなんだなと再認識させられた。
何より、ずっと運がなくて冴えないナヨナヨしたキャラを違和感なく演じておきながら、最後の最後で正体を種明かししてオーラを解放するのが痺れた。

そして、メインを張る松竹周りの芸人の座組が最高すぎるので、撮影の裏側を話す特典映像が全部面白いのも良かった。
マジでこの座組でバラエティ番組作ってくれないかなぁと思った。

特に、キガワ・ヤマナカ・オカモトの助監督3人の権力争いを長々といじったくだりは、腹ちぎれるくらい笑った。

あと、ブクロさんのキスシーンの裏側が最高にキモくて良かった。
まず、二瓶さんとのキスシーンで本当に唇を重ねた後、色男のテンションでちょっかいかけてるのがきしょすぎて、サブイボが立った。
それなのに、本番中はパンツに勃起の仕込みをされていたのが余りにも滑稽で、裏側の特典映像までコントのように感じ、めちゃくちゃ笑えた。

ともかく、2は1よりも作品としての満足度高く、めちゃくちゃ最高でした。
続編も期待してます。

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