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【ドミンゴ・マルティネス】ドミニカから日本にやって来た愛嬌のある助っ人は守備と走塁には期待が持てなかったが打撃の方では長打と巧打を併せ持った非凡な才能で常勝軍団の中心となった大砲

割引あり

おはようございます。
日本で戦うために、海を渡ってきた
愛すべき助っ人たち。

今回はドミンゴ・マルティネスを取り上げていきます。

https://www.youtube.com/watch?v=HH3yL1vyENQ&t=13s

1965年、ドミニカ共和国の首都
サントドミンゴに生まれた
マルティネスは高校卒業後、
アメリカでの成功を夢見て、
2Aノックスビルや
3Aシラキュースで汗を流すと
1992年、トロント・ブルージェイズから
メジャーデビューを
果たしました。

翌年はチームの一員として
ワールド・シリーズで世界一にも
輝きましたが、MLBでの出場は2年間で
15試合にとどまり
通算本塁打はわずか2本と
出口の見えないエレベーター生活のほか
メキシカンリーグなどを転々とする
野球人生に行き詰まりを感じていた矢先、
1996年限りで巨人にFA移籍した清原に代わって
中軸を打てる大砲を探していた
西武ライオンズが
白羽の矢を立てたのです。

もともと、のちに巨人入りする
ルイス・デロスサントスに
狙いを定めていましたが、
実際のプレーを見たスカウトが
「これはダメだ」と判断して白紙に戻すと
数少ないメジャーの試合でみせていた
長打と巧打を併せ持った才能に可能性を
感じて交渉の席につきました。

異国の地で野球人生のラストチャンスに
かける決意をした身長185センチ、
体重102キロの巨体は年俸8000万円の
1年契約を結ぶと海を渡ってきたのです。

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