【キャム・ミコライオ】メジャーでは目立った成績は残せなかったが広島の地で守護神となりフル回転 明るい性格の夫人とともに外国人選手のまとめ役になるなど日本で愛されたクローザー

おはようございます。
日本で戦うために、海を渡ってきた
愛すべき助っ人たち。

今回はキャム・ミコライオを
取り上げていきます。

https://www.youtube.com/watch?v=FLMS8umt-Og

1984年、アメリカ合衆国モンタナ州に
オーストリア移民の子として生まれた
本名キャメロン・クレイグ・ミコライオは
ユタバレー大学在学中にMLBドラフト46巡目で
セントルイス・カージナルスに指名されるも
これを拒否、卒業した2006年、改めて
MLBドラフト18巡目でシアトル・マリナーズに
入団しました。

配属されたルーキーリーグで、のちに
東北楽天ゴールデンイーグルスでチームメイトになる
カルロス・ペゲーロとともに汗を流していましたが
2008年、ボルチモア・オリオールズに移籍すると
今度は数年後、広島でチームメイトになる
デニス・サファテと一緒になったのです。

その年の8月、ボストン・レッドソックス戦の8回表に
3番手としてメジャーデビューを飾った右腕でしたが
これといった目立った成績は残せず、
アリゾナ・ダイヤモンドバックスに
移籍した2011年のシーズンオフ、
思いがけないオファーが届きました。

ストレートとスライダー程度の少ない球種ながら
日本ではお目にかかれない長身から
あり得ない角度で投げ込んでくる投球スタイルに
広島東洋カープが興味を示して契約すると
身長205センチ、体重115キロを助っ人は
海を渡って来たのです。

キャンプ序盤は日本のマウンドに戸惑い
コントロールに苦労したものの、
オープン戦が始まる頃には好投しはじめ
前年からクローザーとして君臨していた
デニス・サファテにつなぐ中継ぎエースとして
安定感をみせたばかりか、5月以降は不調の
サファテに代わり、守護神に指名されました。

「彼がこのポジションに戻ってくるまで
頑張るよ」と謙虚なコメントを残しましたが
結局最後まで抑えを努めあげると
リーグ7位の61試合登板に21セーブと
1年目からフル回転の働きをみせたのです。