【テリー・ブロス】NBAのシカゴブルズからスカウトされるほどバスケットボールの才能を持つも野球のが好きとメジャーリーガーになるとテスト入団したヤクルトで巨人キラーとして強さを発揮し日本一に貢献した右腕
おはようございます。
日本で戦うために、海を渡ってきた
愛すべき助っ人たち。
今回は、テリー・ブロスを取り上げていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=SVCGY6GuZWg
1966年、アメリカ合衆国テキサス州に生まれた
ブロスはイマキュラタ高校を経て
セント・ジョーンズ大学に
進むと、身長205センチ、体重106キロの
恵まれた体格を生かしてバスケットボールチームの
中心選手として活躍していました。
NBAのシカゴブルズからスカウトされるほど
突出した才能を有していましたが
「バスケはそんなに好きじゃない」と
レクリエーションの為に所属していた
野球サークルを優先、
メジャーリーガーを夢見たのです。
1987年、MLBドラフト13巡目で
ニューヨーク・メッツから
指名を受けて入団すると1991年にメジャー昇格、
リリーフとして8試合に登板して
防御率1.80の好成績を残しましたが
レギュラー定着とはなりませんでした。
1993年、サンフランシスコ・ジャイアンツに
移籍するも活躍の場がないまま
夫人の給料で食いつなぐ日々を送っていた
長身右腕に1995年、アリゾナ州ユマで
春季キャンプをはっていた
ヤクルトスワローズが外国人選手の
入団テストを実施するとの
情報が舞い込んだのです。
なんとかチャンスを掴もうとテストに
参加したブロスは
長身から投げ下ろす140キロ台の直球と
右打者の懐に食い込むシュートを見せると
「これは落合も腰を引くぞ」と潜在能力の高さを
見出した
野村監督ら首脳陣は獲得を決めました。
セリーグ連覇を果たして黄金時代の到来を
予感させた
ヤクルトでしたが、前年は4位に沈んだうえ、
30億円補強と呼ばれたジャイアンツに
広沢とハウエルが移籍、
広島から川口、メジャーリーガー、
シェーン・マックも
獲得するなど着々と戦力アップを図っていた
ライバル球団に対抗すべく海を渡って来たのです。
「球は速いが変化球は今一つ、
開幕までに何か覚えさせよう」と
角(すみ)投手コーチは長身を生かした
フォークボールを
教えるもマスター出来なかった事から
似た軌道を描く縦のスライダーを伝授すると
これが見事にハマり
アメリカ時代にはほとんど経験しなかった
スターターとしての才能を開花させました。
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