【マイク・ザガースキー】クルクル金髪にキュートな瞳で人気を博した太っちょ左腕は左のワンポイントとして自身の生きる道を見つけると憎めない笑顔で日本 アメリカともに数球団を渡り歩き どこでも愛された助っ人

おはようございます。
日本で戦うために、海を渡ってきた
愛すべき助っ人たち。

今回は、マイク・ザガースキーを
取り上げていきます。

https://www.youtube.com/watch?v=fSRYQefDgh4

1983年、アメリカ合衆国ネブラスカ州に生まれた
ザガースキーはカンザス大学を卒業した2005年、
MLBドラフト12巡目で
フィラデルフィア・フィリーズから
指名されて入団すると
1Aアドバンスの
クリアウォーター・スレッシャーズで
12試合に登板して防御率1.10という好成績を
残した事から2007年5月13日、2Aに昇格しました。

ビッグリーグへの扉はまだまだ先かと
思われましたが、その12日後、
ブレット・マイヤーズの故障に伴い、
中継ぎ投手の補強が必要となったフィリーズは
2Aで6試合に投げて被安打2の左腕を緊急招集、
3Aを飛び越えてのメジャーデビューとなったのです。

5月25日のデビュー戦を三者凡退で飾って
迎えた6月7日のメッツ戦、同点の9回に
マウンドに上がると、フリオ・フランコと対戦し
フォアボールでピンチを広げたものの
なんとか凌いだその裏にチームが勝ち越した事で
初勝利を挙げました。

その後は左のワンポイントとして
マイナーとメジャーを行き来しながら
25試合に投げて1勝0敗0セーブ、
防御率5.91の成績を残しましたが
オフにトミー・ジョン手術を受けたために
翌シーズンを棒に振ると、
2009年以降もエレベーター生活の日々を送っていたのです。

そんな左腕に2014年のシーズンオフ、
左のリリーフ不足で2年連続3位に終わったうえ
ミコライオの退団で空席となっていた
中継ぎを補強したい広島東洋カープは
メジャー通算89試合で1勝0敗、
防御率7.05の成績ながら
前年は3Aで46試合に登板して
4勝1敗、防御率2.08の成績を残していた
リリーバーに白羽の矢を立てました。

「60回投げて83奪三振と三振を奪う能力は
ピカイチ、MAX152キロの直球とキレのある
スライダーは大きな武器になる。
黒田も戻ってくるし、大化けしたら
面白いことになるぞ」と獲得を決断、
身長183センチ、体重109キロの
太っちょ左腕は海を渡って来たのです。